ロドン8回3失点で4勝目 Wソックス1点差逃げ切り

【ホワイトソックス6-5タイガース】@コメリカ・パーク

ホワイトソックスは1点ビハインドの4回表にマット・デービッドソンの17号2ランで逆転に成功し、5回表にはホゼ・アブレイユにも21号2ランが飛び出して3点リード。最終回にリリーフ陣が2点を失って1点差に詰め寄られたものの、なんとか逃げ切り、タイガース3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。ホワイトソックス先発のカルロス・ロドンはチームが2点を先制した直後の3回裏に一死満塁から2本のタイムリーを浴びて逆転を許したものの、この日の失点はこの3点だけ。8回105球を投げて被安打5、奪三振6、与四球1、失点3という力投で今季4勝目(3敗)をマークした。

左肩の故障から6月上旬に復帰したロドンは、戦列復帰直後こそやや不安定なピッチングが目立ったものの、7月以降はこの試合も含めて全7先発でクオリティ・スタートを記録。7月は4先発で2勝0敗、防御率1.88、8月は3先発で1勝0敗、防御率1.23と安定したパフォーマンスを続けており、今季通算の防御率も2.69まで向上した。この試合では前回登板と並んで今季最長タイとなる8イニングを投げる力投を見せ、チームを勝利に導いたが、アブレイユは「彼はもっとやれると思うんだよね」とロドンの現状に満足していない。もちろんこれはチームメイトがロドンのエース級の才能を認めていることの証であり、ロドンには真のエースへの成長が期待されている。

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