ブルージェイズ・パノーンが7回無失点でメジャー初勝利

【オリオールズ0-6ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ブルージェイズの24歳左腕、トーマス・パノーンがメジャー初先発(通算5登板目)のマウンドで6回までノーヒッターを継続する見事なピッチングを見せ、メジャー初勝利をマークした。オリオールズの25歳右腕、デービッド・ヘスとの投げ合いとなった一戦は、5回裏にブルージェイズのケンドリズ・モラレスがヒットを放つまで両軍無安打無得点という投手戦に。パノーンは7回表先頭のトレイ・マンシーニに初ヒットを許したものの、108球の熱投で7イニングをシャットアウトした。ブルージェイズは7回裏にモラレスが18号ソロを放ち、これが決勝点に。8回裏には大量5点を追加し、6対0の快勝でオリオールズ3連戦を見事スイープした。

パノーンは「起きたときは少し緊張していたけど、球場について試合に向けての準備を進めているうちに落ち着くことができた」とメジャー初先発の試合を振り返った。「自分がヒットを打たれていないことは6回くらいから意識していた」というパノーンだが、7回表の先頭打者にヒットを許し、快挙達成はならず。さらに味方のエラーで無死一、三塁とピンチが広がったものの、後続3人をしっかり抑え、無失点で切り抜けたのは見事だった。女房役のダニー・ジャンセンが「彼の速球は89~90マイルくらいだけど、92~93マイルのように見えるんだ」と語ったように、カーブやチェンジアップを駆使しながら打者を抑えていく技巧派左腕。今後が楽しみな存在だ。

© MLB Advanced Media, LP.