8~9回の2イニングで14得点の猛攻 ナショナルズ大勝

【ナショナルズ15-0メッツ】@シティ・フィールド

ナショナルズ先発のジェフリー・ロドリゲスが6回無失点、メッツ先発のスティーブン・マッツが7回1失点と好投し、7回終了時点でナショナルズが1対0でリードするという投手戦が展開された一戦は、予想外のスコアで決着した。投手がマッツから2番手のポール・シーウォルドに代わった8回表、ナショナルズは一死満塁のチャンスを作ってフアン・ソトの押し出し四球とブライス・ハーパーのタイムリー二塁打で4点を追加。さらに3番手のタイラー・バシュラーからウィルマー・ディフォーとアダム・イートンが本塁打を放ち、一挙8得点のビッグイニングとなった。続く9回表には4番手のコリー・オズウォルトを攻略して6得点。両先発の好投による投手戦は、15対0という一方的なスコアで幕を閉じた。

3試合連続で完封負けを喫していたナショナルズは、6回表にソトの内野ゴロでトレイ・ターナーが生還し、連続イニング無得点を32でストップ。ターナーは生還してダグアウトに戻った際、「やったぞ!」と声を上げたという。試合終盤には打線が爆発し、8回表に8点を奪ったあと、9回表にはディフォーのタイムリー、スペンサー・キーブームの押し出し四球、マーク・レイノルズの12号グランドスラムで6得点。溜まっていた鬱憤を一気に晴らすかのような猛攻だった。デーブ・マルティネス監督は「とても良いピッチングをしてくれた」と今季2勝目(1敗)をマークしたロドリゲスを称える一方で、「私が言ったように、ウチの打線は打てるんだよ」と打線の復調を喜んでいた。

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