カージナルス大勝 9年ぶりとなる9カード連続勝ち越し

【カージナルス12-3ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

カージナルスは初回にタイラー・オニールの6号2ランなどで一挙6点を先制し、3回表には3本のタイムリーなどで4点を追加。3回までに10点を奪う猛攻で試合の主導権を握り、2009年以来9年ぶりとなる9カード連続の勝ち越しを決めた。初回に2本の二塁打を放ったマット・カーペンターは1試合4二塁打のメジャータイ記録(9イニング)を樹立。先発のオースティン・ゴンバーは6回2失点(自責点1)の好投を見せたほか、初回に2点タイムリーを放ってバットでも存在感を示し、今季4勝目(0敗)をマークした。

後半戦に入って好調を維持するカージナルスは、直近18試合で15勝3敗と絶好調。8月の19勝、後半戦の25勝はいずれも両リーグ最多であり、ワイルドカード争いでは首位の座をキープしている。4二塁打の活躍を見せたカーペンターは「この勢いが残りのシーズンも続かないとは限らない。この勢いを続けることができない理由なんてないよ」と語り、チームの勢いに大きな手応えを感じている様子。34本塁打はリーグトップ、38二塁打もリーグトップタイとなり、MVP選出も少しずつ現実味を帯びてきた。本塁打と二塁打の両部門でリーグトップとなれば、ナ・リーグでは1973年のウィリー・スタージェル以来45年ぶり。試合後、カーペンターがヒーローインタビューを受けるなか、ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドにはカーペンターへの「M-V-P」コールが響いていた。

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