ナショナルズ・ストラスバーグ 3ヶ月ぶりの今季7勝目

【ナショナルズ5-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグが故障者リストからの戦列復帰後2度目の先発登板に臨み、6回2失点の好投で日本時間5月28日のマーリンズ戦以来3ヶ月ぶりとなる今季7勝目(7敗)をマークした。復帰初戦となった前回登板のフィリーズ戦では2本塁打を浴びるなど4回5失点でノックアウトされたストラスバーグだが、この試合では90マイル台中盤の速球を中心に本来の姿に近い力強いピッチングを展開。打線はフアン・ソトのタイムリー、マット・ウィータースの6号ソロなどで早い段階からストラスバーグを援護し、2対2の同点で迎えた4回表には相手のエラーとトレイ・ターナーのタイムリーで2点を勝ち越した。

6回99球2失点の力投を見せたストラスバーグは「(完全復活に向けて)前進したね」と自身のピッチングへの手応えを口にした。マイナーでのリハビリ登板を経ずに戦列復帰を果たした影響なのか、前回登板では早い段階でスタミナ切れの兆候が見られたが、この試合では5回裏に3者連続三振を奪うなど6イニングを投げ抜き、先発投手としての役割を全う。女房役のウィータースも「前回登板からしっかり修正できていたのが大きかった。故障から戦列に戻るときはアジャストが重要になるからね」とストラスバーグが本来の姿に近付いていることを認めた。今季ここまで15先発で7勝7敗、防御率4.15と不本意なシーズンを過ごしているストラスバーグだが、完全復活の日は近そうだ。

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