フレイジャーが先制グランドスラム メッツ連敗ストップ

【メッツ10-3カブス】@リグリー・フィールド

メッツは初回にカブス先発のアレック・ミルズからトッド・フレイジャーが16号グランドスラムを放ち、4点を先制。7回表にもアメッド・ロサリオ、オースティン・ジャクソン、ホゼ・レイエスのタイムリーで4点を奪い、9回表にはフレイジャーとブランドン・ニモのタイムリーでダメ押しした。先発のジェイソン・バルガスは6回途中まで96球を投げてカブスの得点をイアン・ハップのタイムリーによる1点のみに抑え、今季5勝目(8敗)をマーク。9回裏には5番手のジェイコブ・レイムがビクトル・カラティーニに1号2ランを浴びたものの、10対3で快勝した。メッツは連敗を3でストップ。一方、カブスは連勝が7で止まった。

フレイジャーとバルガスの活躍により快勝したメッツは、カブスの連勝を7で止めるとともに、カブス戦で昨年6月以来となる勝利を収め、対カブスの連敗を9でストップした。複数年契約で加入しながらも期待に応えているとは言い難いパフォーマンスが続いているフレイジャーとバルガスだが、散々だった前半戦に比べると後半戦は復調傾向。ミッキー・キャラウェイ監督は「彼らにとって後半戦を良い形で終えることは(来季に向けて)重要になる」と語る。「我々は来季、(優勝を目指して)出来るだけ多くの試合で勝つことを目指す。彼らが好調を維持し、良い状態で後半戦を過ごしてくれることはとても重要なんだ」とキャラウェイ。ポストシーズン進出は絶望的なメッツだが、来季の再浮上を目指して残り試合を戦っていく。

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