マルティネスが殊勲の2本塁打 タイガース逆転勝利

【タイガース8-7ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

両軍合わせて8本の本塁打が乱れ飛んだ一戦をタイガースが逆転で制した。初回にジャイマー・キャンデラリオの16号ソロでタイガースが先制すると、ヤンキースは3回裏にジャンカルロ・スタントンの通算300号となる33号2ランで逆転。4回表にタイガースはロニー・ロドリゲスの3号2ランで逆転したが、直後の4回裏にヤンキースはグレイバー・トーレスの21号2ランで再びリードを奪った。5回表にタイガースはビクトル・マルティネスが7号逆転2ランを放ったが、5回裏にヤンキースはミゲル・アンドゥハーが同点タイムリー。7回裏にはルーク・ボイトに5号勝ち越し2ランが飛び出し、試合は決したかに思われた。しかし9回表、タイガースはデリン・ベタンセスからマルティネスがこの試合2本目となる8号2ランを放って同点に追いつくと、ニコ・グッドラムが14号勝ち越しソロ。タイガースが5本塁打で全8得点を叩き出す一発攻勢によりヤンキースを撃破した。

敗れたヤンキースではスタントンが3回裏の第2打席で右中間へ33号逆転2ランを叩き込み、史上9番目の若さ(28歳295日)で通算300本塁打を達成した。スタントンはこの試合が通算1119試合目の出場だったが、これはラルフ・カイナー(1087試合)、ライアン・ハワード(1093試合)、フアン・ゴンザレス(1096試合)、アレックス・ロドリゲス(1117試合)に次ぐ史上5番目のスピード記録。ちなみにスタントンに次ぐのは1137試合のハーモン・キルブリューだ。カイナーとハワードの2人はその後100本塁打を積み上げることすらできなかったが、ゴンザレスは通算434本塁打、キルブリューは通算573本塁打、ロドリゲスは歴代4位の通算696本塁打を記録。驚異の長打力を誇るスタントンがこの先どこまで数字を伸ばしていくか注目だ。

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