第23週の週間MVPにトーレスとイェリッチが選出

日本時間9月4日、2018年レギュラーシーズン第23週(現地時間8月27日~9月2日が対象)の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはグレイバー・トーレス(ヤンキース)、ナショナル・リーグはクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が選出された。

トーレスは打率.478(23打数11安打)、3本塁打、10打点、OPS1.441の好成績をマークし、初受賞となった第9週以来今季2度目の選出。故障者リストからの戦列復帰後は不振が続いていたものの、ここにきてようやく前半戦の輝きを取り戻した。日本時間9月2日のタイガース戦ではチームを勝利に導く22号決勝2ランを放ったが、アーロン・ブーン監督は「彼の守備が素晴らしかったからホームランのことなんて忘れていたよ」とトーレスの遊撃守備を絶賛。今年4月にメジャーデビューを果たしたばかりの21歳の新鋭は、今や攻守両面においてヤンキースに不可欠な戦力となっている。

一方のイェリッチは打率.444(27打数12安打)、4本塁打、14打点、OPS1.516という素晴らしい成績を残し、こちらも初受賞の第18週以来今季2度目の週間MVP選出となった。イェリッチはこの1週間の間に「自身初の1試合2本塁打」「自身初のサイクルヒット」「自身初の満塁本塁打」など様々な「自身初」の記録を達成。日本時間9月3日のナショナルズ戦で放った27号グランドスラムは後半戦に入って40試合目で16本目の本塁打となり、ナ・リーグMVPの有力候補の一人に急浮上している。「素晴らしい1週間を過ごしたことの証だし、素敵な賞をいただけて嬉しいよ」と週間MVP受賞を喜んだイェリッチ。移籍1年目でキャリア最高のシーズンを送るイェリッチが、ワイルドカード争いの先頭を走るブリュワーズの戦いを牽引している。

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