ヤンキース・ボイト 3試合連発となる8号決勝アーチ

【ヤンキース5-1アスレチックス】@オークランド・コロシアム

ヤンキースは先発のJ.A.ハップが2回裏にスティーブン・ピスコッティに22号先制ソロを浴びたものの、6回2安打1失点の好投。打線は7回表にブレット・ガードナーとジャンカルロ・スタントンの連打、アンドリュー・マカッチェンの四球で無死満塁のチャンスを作ってアーロン・ヒックスの押し出し四球で同点とし、8回表先頭のルーク・ボイトが3試合連発となる8号勝ち越しソロをレフトスタンドへ叩き込んだ。ヒックスのタイムリーも出て8回表に2点を勝ち越したヤンキースは、9回表にもアデイニー・エチャバリアの5号ソロとガードナーのタイムリーで2点を追加。7回以降はデービッド・ロバートソン、ザック・ブリットン、デリン・ベタンセスのリレーでアスレチックスの反撃を封じ、5対1で勝利した。

7月末にチェイセン・シュリーブ、ジオバニー・ガジェゴスとトレードでカージナルスからヤンキースに加入したボイトが期待以上の見事な活躍を続けている。カージナルスではAAA級で打率.299、OPS.891をマークしながらもマット・カーペンター、ホゼ・マルティネスらにブロックされ、出場機会に恵まれなかったボイトだが、ヤンキースでは不振が続くグレッグ・バードに代わる一塁手として躍動。日本時間8月25日以降の12試合だけで7本塁打を量産し、移籍後の19試合で打率.322、OPS1.063の好成績を残している。アーロン・ブーン監督は「我々は良い打者を獲得したと信じていたんだ」とボイトの活躍に大喜び。シーズン途中に加入した27歳の一塁手は、今やヤンキースに不可欠な戦力となっている。

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