スコープ逆転満塁弾 ブリュワーズが3連戦をスイープ

【ジャイアンツ3-6ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ブリュワーズは1点ビハインドの6回裏にジョナサン・スコープの21号逆転グランドスラムが飛び出し、ジャイアンツに6対3で逆転勝利。試合が中止になった首位カブスとのゲーム差を2に縮めた一方、首位を走るワイルドカード争いでは2位カージナルスとの2.5ゲーム差をキープした。スコープが打席に入ったのは、ジャイアンツ先発のマディソン・バムガーナーがライアン・ブラウンに死球を与え、乱闘騒ぎとなった直後。ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督、ウェイド・マイリー、ジェイコブ・ノッティングハムが退場となり、場内が騒然とするなか、スコープがレフトスタンドへ逆転満塁弾を叩き込んだ。

本拠地でのジャイアンツ3連戦をスイープしたブリュワーズは、直近19試合で14勝5敗と絶好調。貯金を今季最多の20とし、明日から始まる首位カブスとの首位攻防3連戦を最高の形で迎えることになった。逆転弾を放ったスコープは「自分を落ち着かせようとしていた。雰囲気に飲まれてはいけない、と自分に言い聞かせたんだ」と逆転弾を放った打席を振り返り、「良いボールに対して良いスイングをすることができたよ」と自画自賛。場内のピリピリした雰囲気を一気に吹き飛ばす、見事な一発だった。「あの瞬間は決して忘れないだろう。僕はチームを助けるためにここにいるんだから、勝利に貢献できて良かったよ」と嬉しそうに話していた。

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