マウアーが通算5本目の満塁弾 ツインズ2ケタ得点快勝

【ヤンキース5-10ツインズ】@ターゲット・フィールド

ツインズは1点ビハインドの3回裏にパスボールの間に同点とし、ジェイク・ケイブの2点タイムリーで勝ち越しに成功。3点リードで迎えた5回裏にはウィリアンス・アストゥディーヨのタイムリーなどでリードを5点に広げ、さらにジョー・マウアーが通算5本目の満塁弾となる6号グランドスラムを放って試合の行方を決定付けた。ヤンキースは直後の6回表にディディ・グレゴリアスが23号グランドスラムを放ったものの、反撃もここまで。ツインズに今季初黒星を喫し、首位を走るワイルドカード争いでは2位アスレチックスとのゲーム差が2に縮まった。

通算5本目の満塁弾を放ったマウアーをターゲット・フィールドに詰め掛けたツインズファンは大歓声で迎え、マウアーはカーテンコールでそれに応えた。2001年のドラフトでツインズから全体1位指名を受けてプロ入りし、生え抜きのスター捕手として活躍したマウアーだが、故障の影響もあって一塁手に転向し、8年1億8400万ドルの大型契約に見合わない働きしかできないシーズンが続いている。今季が契約最終年であり、ツインズと再契約を結ぶ可能性がゼロではないとはいえ、今季がツインズでのラストイヤーとなる可能性が高いマウアー。4年ぶりの打率3割をマークした昨季から一転、今季は打率.272、6本塁打、OPS.717と寂しい数字が並んでいるが、レギュラーシーズン残り18試合、地元ファンの前で少しでも多く活躍する姿を見せておきたいところだろう。

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