試合終盤に粘りを見せたパイレーツが劇的サヨナラ勝利

【ロイヤルズ6-7xパイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは1対1の同点で迎えた4回裏に二死1・3塁のチャンスを作り、アダム・フレイジャーがライトオーバーの2点タイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功。直後の5回表に先発のジョー・マスグローブが崩れ、4点を奪われてロイヤルズに逆転を許したものの、2点ビハインドの8回裏にパブロ・レイエスのタイムリーとスターリング・マーテイのタイムリー三塁打で同点とし、最後は9回裏にジェイコブ・ストーリングスがレフトへのタイムリーを放って劇的なサヨナラ勝ちを収めた。パイレーツ4番手のエドガー・サンタナが今季3勝目(3敗)。ロイヤルズは一時逆転に成功したものの、終盤3イニングで4失点と投手陣が踏ん張り切れなかった。

ストーリングスの一打でパイレーツがサヨナラ勝ちを収めたこの試合で輝きを放ったのが、パイレーツの1番打者・フレイジャーだ。初回の第1打席で四球を選び、3回裏の第2打席ではチームの先制点につながるヒットを放っていたフレイジャーは、4回裏の第3打席で勝ち越しの2点タイムリー二塁打。直前には右膝に自打球を当てて苦悶の表情を浮かべ、勝ち越し打を放った直後に代走を送られたものの、2安打2打点1四球(全打席出塁)の大活躍でチームの勝利に大きく貢献した。ニール・ハンティントンGMの話によると、パイレーツは着実に成長を遂げるフレイジャーを来季の正二塁手に据えることを前向きに検討しているようだ。

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