ブレーブスが5年ぶりとなるナ・リーグ東地区制覇

5年ぶりの頂点だ。ブレーブスは日本時間9月23日、本拠地で行われた試合でフィリーズを5-3で退け2013年以来、18回目の地区優勝を果たした。試合前まで3連勝中と好調のチームは序盤から4得点とリードを広げるも後半に1点差に詰め寄られるがなんとか逃げ切り勝利。優勝が決まった瞬間、球場内は歓喜に包まれた。

今回、ブレーブスは地区2位のフィリーズとの4連戦。初戦開始前の時点ではマジック6からのスタートも連勝したおかげもあり、3戦目を迎えた日本時間9月23日の時点で優勝に王手をかけていた。そして運命の今試合、初回から満塁のチャンスをつくるとヨハン・カマルゴが2点適時打を放ち先制。続く2回には2死一・三塁からフレディ・フリーマンのタイムリーでさらなる追加点を挙げて4-0とリードを広げ主導権を握った。先発のマイク・フォルティネビッチは四球で走者こそ背負うも6回まで相手打線を無安打に抑える好投をみせて勝利をアシストする。

フィリーズは7回、先頭のオドゥベル・ヘレーラに安打が飛び出し、ノーヒッターを阻止すると続く8回には1死満塁からセザー・ヘルナンデス、リズ・ホスキンスの連続適時打で瞬く間に1点差まで詰め寄った。だが、その直後のブレーブスの攻撃ではカート・スズキの貴重な適時打により2点リードとして最終回はアローディス・ビスカイーノが締めチームを勝利に導いた。

今季はロナルド・アクーニャJr.の台頭やフリーマンの復活などチームに勢いを与える話題が多い。そのフリーマンは試合後「今年の春季キャンプの最初の週が終わったときスペシャルなことができる選手達が揃っていると感じた」とコメント。また、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督も「選手達は信じられないことをやってくれた」と喜びの声を語っている。ブレーブスは本拠地がサントラスト・パークになってからわずか2年での優勝、そしてナ・リーグで今季地区優勝1番乗りを決めた。古豪復活へ、チームの本当の戦いはこれからだ。

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