『Sportkeeda』は30日、「ジョゼ・モウリーニョ監督がマンチェスター・ユナイテッドでやっている人事の大きなミス」という記事を掲載した。
先週末にウェストハムとの試合で3-1といいところなく敗北してしまったマンチェスター・ユナイテッド。練習場でポール・ポグバと衝突した模様が流出した直後のことだけに、さらに大きな話題になった。
ジョゼ・モウリーニョ監督が人事の面で犯している4つのミスとは何か?
マルシャルがうまく行きそうなときにサンチェスを獲った
ジョゼ・モウリーニョは時に個人的な問題をプロフェッショナルなものと混同させる癖がある。1月にアーセナルからアレクシス・サンチェスを獲得したケースはその一つだ。
そのとき、アントニ・マルシャルは徐々に成長を見せており、ユナイテッドでヒーローになるためには一貫した出場機会を必要としていた。
しかしサンチェスの獲得はマルシャルの成長を阻害した。そして結局マルシャルもサンチェスも力を発揮できていない。
守備的な用兵を変えられない
クラブの名前だけで人気を集められる時代は終わった。いくらマンチェスター・ユナイテッドといえど、周りに楽しいスタイルのチームがあってなお「価値」を保てることはないのだ。
モウリーニョはファンやOBから攻撃的なサッカーを求められているにもかかわらず、それを改めない。そして、もはや選手がそれに飽き飽きしていることは明白だ。
今や、選手たちはなんとかして移籍したいチームに行くことができる時代だ。ユナイテッドよりもお金をもらえるクラブもたくさんある。選手にモチベーションを与えなければならない。変化を拒否する指揮官についていける者がどれだけいるというのか?
責任を負わせすぎている
マンマネージメントはコーチングの重要な局面であり、評論家や我々ジャーナリストが監督になれない理由はそこにある。
ただ、以前モウリーニョはメディアの前に立って盾となっていたはずなのだが、最近は事態が悪化したときにすぐ選手の責任にしてしまう。
ドログバやエッシェン、テリー、スナイデルらは、モウリーニョのために死ねるとまで言った。しかし、彼らでも今の彼のために死ねるか?
今、ポール・ポグバやルーク・ショウ、アントニ・マルシャル、エリック・バイリーらを公然と批判しているモウリーニョのためにだ。
派閥を作られている
練習場でのポール・ポグバとの衝突が映像に捉えられたことが大きな話題になったが、それ以外にも様々なことがうまく行っていない。
モウリーニョと対立しているのはポグバだけではないし、マルシャルやバイリーもいい関係を築けていない。
そして、大金で獲得した選手だからこそ放出できない。不満分子がチームに残れば残るほど派閥が生まれ、反発が増幅されていく。それを抑えられるようなリーダーシップを持つ選手もいない。
結局レアル・マドリーでもチェルシーでもこのようなミスはあった。これまでは決定的な証拠が表に出まくることはなかったわけだが、「3年目のモウリーニョ」の原因はこれだったのではないか。