明後日からリーグ優勝決定シリーズ 各チームの先発投手は?

2018年のメジャーリーグはすでに地区シリーズが終了し、日本時間10月13日にナ・リーグの優勝決定シリーズ、翌14日にア・リーグの優勝決定シリーズがスタートする。リーグ優勝決定シリーズに進んだ4チームのなかにはすでに初戦ないし第2戦の先発投手を発表しているチームもあり、ここでは各チームの先発投手の決定状況を確認していく。

先に開幕するナ・リーグではドジャースが初戦の先発をクレイトン・カーショウに決定している。ブレーブスとの地区シリーズ第2戦に先発して8回2安打無失点の快投を見せたカーショウは、中6日と余裕を持った状態での先発のマウンド。地区シリーズが第5戦までもつれた場合は第5戦で先発予定だったが、チームが第4戦で勝ち抜きを決めたため、大事なリーグ優勝決定シリーズの初戦に回ることになった。デーブ・ロバーツ監督は第2戦以降の先発投手をまだ発表していないものの、第2戦ではリッチ・ヒルまたはウォーカー・ビューラー、第3戦では柳賢振(リュ・ヒョンジン)が先発することが予想されている。

一方、対戦相手のブリュワーズはまだ初戦の先発投手を発表していない。地区シリーズでは初戦の先発に「オープナー」としてブランドン・ウッドラフを送り込んでおり、ブルペンが非常に強力であることを考えると、リーグ優勝決定シリーズでも同様の戦法を採用する可能性もありそうだ。

ナ・リーグから1日遅れて開幕するア・リーグでは、アストロズが第1戦にジャスティン・バーランダー、第2戦にゲリット・コールの「合計566奪三振コンビ」、レッドソックスが第1戦にクリス・セール、第2戦にデービッド・プライスの「サイ・ヤング賞経験者コンビ」を投入する。この4投手のうち、プライスを除く3投手はいずれも地区シリーズでの登板で実力を発揮したが、プライスは2回途中3失点で降板して敗戦投手に。ポストシーズンでは依然として先発での勝ち星がなく、ディフェンディング・チャンピオンのアストロズを相手にプライスが勝ち星を手にすることができるかどうかが、シリーズの行方を左右することになるかもしれない。

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