レッズがレイズコーチのバルデッリと面接 監督候補12人目

新監督候補との一次面接を進めているレッズが12人目の候補者としてレイズでコーチを務めるロッコ・バルデッリと面接を行っていたことが明らかになった。ディック・ウィリアムス野球部門社長によると、今週中に候補者を絞り込み、二次面接を進めていく予定となっているようだ。

現在37歳のバルデッリは、レイズのケビン・キャッシュ監督のもとでフィールド・コーディネーターを務めている。2000年のドラフトで当時のデビルレイズから全体6位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューを果たした2003年に打率.289、11本塁打、78打点、27盗塁の好成績をマークして新人王投票で3位にランクイン。新人王争いでは松井秀喜のライバルとなった(松井は2位。受賞者はアンヘル・ベローア)。2005年以降はコンディション面の問題が相次ぎ、2009年にレッドソックスへ移籍したあと、翌2010年にレイズへ復帰してこの年限りで現役を引退。2011年からの4年間はレイズの野球部門特別補佐を務め、2015年からの3年間は一塁ベースコーチを務めた。そして今季から現職に就任し、現在に至っている。

レッズはすでにジム・リグルマン監督代行のほか、ジョン・ファレル(レッドソックス前監督)、ジョー・ジラルディ(ヤンキース前監督)、デービッド・ベル(ジャイアンツ選手育成部門副社長)、ブラッド・オースマス(タイガース前監督)、ヘンスリー・ミューレン(ジャイアンツ・ベンチコーチ)、チャーリー・モントーヨ(レイズ・ベンチコーチ)、トム・プリンス(パイレーツ・ベンチコーチ)、パット・ケリー、ビリー・ハッチャー、フレディ・ベナビーデス(いずれもレッズ・コーチ)との面接を終えており、面接を行ったことが明らかになったのはバルデッリが12人目。このなかから新監督が誕生する可能性が高い。

ウィリアムスGMは今週中に候補者との二次面接を行う予定であることを明言。大幅に候補者を絞り込み、本格的な選考に突入していく方針であることを明らかにしている。

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