【WS第1戦】ヌニェスダメ押し3ラン Rソックス先勝

【ドジャース4-8レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

ア・リーグの覇者・レッドソックスとナ・リーグの覇者・ドジャースによるワールドシリーズがついに開幕。クリス・セールとクレイトン・カーショウの両エース左腕がともに5イニングを投げ切れない予想外の展開となった一戦は、ドジャースが1点差に追い上げた直後の7回裏、代打のエドゥアルド・ヌニェスにダメ押しの3ラン本塁打が飛び出したレッドソックスが8対4で勝利し、5年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けてまず1勝を手に入れた。

先発のセールが初回のドジャースの攻撃を無得点に抑えたレッドソックスは、初回からカーショウに襲い掛かり、リードオフマンのムーキー・ベッツが安打と盗塁で無死二塁のチャンスを作ると、アンドリュー・ベニンテンディのタイムリーであっさり先制。さらに一死2塁から4番のJ.D.マルティネスがタイムリーを放ち、幸先よく2点を先制した。

2点を追うドジャースは2回表にマット・ケンプのソロ本塁打で1点を返し、3回表には一死1・2塁からマニー・マチャドがレフト前へのタイムリーを放って同点。しかし、直後の3回裏にレッドソックスは二死1塁からマルティネスがセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、すぐさま勝ち越しに成功した。

5回表、セールは先頭のブライアン・ドージャーに四球を与えたところで降板。その後、ドジャースは一死2・3塁とチャンスを広げ、マチャドの内野ゴロの間に再び同点に追い付いた。ところがその裏、カーショウは無死1・2塁のピンチを招いたところで降板し、レッドソックスは一死満塁からザンダー・ボガーツの内野ゴロとラファエル・ディバースのタイムリーで2点を勝ち越し。ドジャースが2度にわたって同点に追いつくも、レッドソックスは決して主導権を渡さない。

粘りを見せるドジャースは7回表にマチャドの犠牲フライで1点差に詰め寄ったものの、直後の7回裏にレッドソックスは二死1・2塁のチャンスを迎え、ディバースの代打として登場したヌニェスが内角低めの難しいボールをレフトスタンドへ突き刺すダメ押しの3ラン本塁打。その後、8回表をネイサン・イバルディ、9回表をクレイグ・キンブレルが三者凡退に抑え、レッドソックスは本拠地フェンウェイ・パークで行われた第1戦をモノにした。

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