Rソックスの主砲・マルティネス WS第3戦の出場可否は不透明

第3戦から舞台がドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムに移されるワールドシリーズ。ドジャー・スタジアムで行われる最大3試合では指名打者制が採用されないため、レッドソックスはジャッキー・ブラッドリーJr.を控えに回してムーキー・ベッツをセンターに置き、主砲のJ.D.マルティネスにはライトの守備に就かせる方針だ。しかし、マルティネスの右足首の状態が思わしくなく、これまで同様の外野トリオで試合に臨むことになるかもしれない。

2連勝で移動日を迎えたレッドソックスのアレックス・コーラ監督は「様子を見ているところだよ」と状況を説明した。コーラによると、治療を受けた結果、マルティネスの右足首の状態は快方に向かっているという。第3戦の当日の午前中に再び治療を受け、午後には出場可否の最終的な判断を行う見通しだ。

もしマルティネスが出場できない場合は、レッドソックス打線の中軸に大きな穴が空くことになる。しかし、左翼・ベニンテンディ、中堅・ブラッドリーJr.、右翼・ベッツの外野トリオをそのまま起用できるため、特に守備面ではチームに安定感をもたらすことだろう。マルティネスが出場できる場合は、ベッツがセンターに回り、マルティネスはライトの守備に就くと見られている。

第3戦のスタメンに関して、現時点でハッキリしているのはベッツが二塁で先発出場することはないということだ。数日前、コーラはベッツを二塁手として起用する可能性が「限りなく低くなった」と語っていたが、今日になって「彼は二塁で先発出場しないだろう」とその可能性を完全に否定した。

第1戦で二塁へぎこちなく滑り込んだ際に右足首を痛めたと見られるマルティネスだが、その後も指名打者として出場を続けており、第2戦では決勝の2点タイムリーを放った。今季打点王に輝いた主砲が欠場するとなると、チームの得点力に大きな影響が出かねない。コーラは「彼が(右足首の状態を)教えてくれたときに、我々は決断をするよ」と話していた。

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