今の若者らしいところなのだろうか。先日レアル・マドリードMFマルコ・アセンシオは、まだ自分はチームを引っ張る立場にはないと遠慮がちな見解を示していた。他に経験豊富な選手がいるため、まだ自分はリーダーになるタイミングではないとの考えなのだろう。
チームにはカリム・ベンゼマやガレス・ベイル、セルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチなど経験豊富な選手が揃っている。確かに22歳のアセンシオが引っ張るには若すぎるのかもしれない。しかしスペイン『MARCA』は、22歳ならレアルを引っ張ってやるとの自覚を持つべきとの主張をしている。
なぜなら、これまでにも20代前半からチームを引っ張ってきたレジェンドたちがいるからだ。例えばチームメイトのセルヒオ・ラモスとマルセロは19歳でレアルに加入し、アセンシオと同じ22歳になった時にはラモスが175試合、マルセロが165試合を戦っている。若い頃より2人は強烈な個性を放ってきたのだ。
他にもGKイケル・カシージャスは19歳からレアルのゴールを守り、その年にはチャンピオンズリーグ決勝の舞台にも立っている。そこからも常に最後方からチームを支え、リーダーの素質は十分だった。
FWラウール・ゴンザレスに至っては17歳でデビューを果たし、23歳になるころには284試合に出場して131の得点を決めていた。ラウールやカシージャスと比較されるのは可哀想だが、アセンシオにはそれくらいの選手になってほしいと期待がかかっているのだ。
周りには経験豊富な選手がたくさんいるが、アセンシオには自分がレアルを引っ張ってやるとの意気込みが求められているようだ。