アーセナル、「完全復刻を希望したい」9つの名作ユニフォーム

2日にトッテナム・ホットスパーとの大一番、ノースロンドン・ダービーを控えているアーセナル。

そのアーセナルといえば、来季からユニフォームサプライヤーがadidasに変更となることで話題となった。

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ここではその旧adidas時代も含めた、アーセナルの「メーカーロゴからスポンサーまで完全復刻を希望したい」ユニフォームをご紹介したい。本当に古いものから比較的新しいものまで、9着を選出してみた。

Arsenal 1984-86(Umbro)

1984-85、85-86の2シーズンで使ったユニフォームだが、成績はどちらも1部リーグを7位に終わった。

ユニフォーム:アーセナル/1984-86/Umbro/ホーム

Umbro時代の傑作デザインのひとつが、この84-86モデル。シャドーのピンストライプが好デザインだ。85-86シーズンのキットはクラブ創設100周年を祝し、エンブレムの上を「CENTENARY YEAR」の文字で飾っている。スポンサーは日本企業の日本ビクター(現JVCケンウッド)。

Arsenal 1988-90(adidas)

1988-89シーズンは18年ぶりにディビジョン1(当時の1部リーグ)を優勝。記念すべきシーズンとなった。

ユニフォーム:アーセナル/1988-90/adidas/ホーム

ラグランスリーブ調のデザインが特徴的。addias色を主張し過ぎていない、シンプルで格好良い一着だ。

Arsenal 1990-92(adidas)

1990-91シーズンはリーグタイトルを獲得し、翌91-92シーズンはFAカップを優勝。輝かしい成績を収めた時期だった。

ユニフォーム:アーセナル/1990-92/adidas/ホーム

幾何学模様のシャドーパターンが特徴的なデザイン。エンブレムはそれまでの大砲のロゴマークに変わり、紋章型のクラブクレストが初めてレギュラーで使用されるようなった。襟のイニシャル“AFC”も品格を漂わせる。

Arsenal 1996-98(Nike)

1996年の大きな出来事といえば、アーセン・ヴェンゲル新監督の誕生だろう。クラブの近代化を進めた“ヴェンゲル流フランス革命”は、早速リーグ3位という結果になって表れる。そして翌97-98シーズンはリーグとFAカップの2冠に輝いた。

ユニフォーム:アーセナル/1996-98/Nike/ホーム

94年にNikeと契約し、96-98モデルは2代目のホームキット。94-96モデルはジグザグの透かし模様がやや不評だったが、この96-98モデルは中央に旧エンブレムの大きな透かしプリントが好評を博した。素晴らしい成績を残したこともあり、人気の高いキットだ。

Arsenal 1997-99(Nike)

ヴェンゲル体制3シーズン目の1998年8月に行われたFAコミュニティシールドでは、このアウェイキットを着てマンチェスター・ユナイテッドに3-0で勝利した。

ユニフォーム:アーセナル/1997-99/Nike/アウェイ

伝統的にアウェイキットに使われるイエローをベースに、ネイビーとレッドのカラーバランスが絶妙なデザイン。胸の水平ストライプが、当時のアーセナルとしては斬新だった。

Arsenal 1998-2000(Nike)

ホームキットの基本デザインは同じだが、シーズンによって二つのスポンサーロゴが登場。この変更はファンにとっても大きな出来事だった。

ユニフォーム:アーセナル/1998-99/Nike/ホーム

リーグを2位で終えた98-99シーズンは、クラブ初のシャツスポンサー「JVC」との別れのシーズンとなった。そして新たなパートナーになったのは…。

ユニフォーム:アーセナル/1999-2000/Nike/ホーム

「JVC」に引き続き日本企業の「セガ」が登場。シャツには社名ではなく、当時セガが発売したばかりだった家庭用ゲーム機『Dreamcast』のロゴが入った。

Arsenal 2000-02(Nike)

2000-01シーズンはリーグ2位、FAカップ準優勝、チャンピオンズリーグはベスト8と、まずまずの成績。そして01-02シーズンはプレミアリーグとFAカップの2冠を達成した。

ユニフォーム:アーセナル/2000-02/Nike/ホーム

2001年に稲本潤一が加入したことにより、アーセナルの名前とこの“ドリキャス・ユニ”は、ここ日本でも一気に広まる。大きめの襟と袖のラインが印象的なデザインだった。

Arsenal 2000-01(Nike)

00-01シーズンのチャンピオンズリーグは、悔しい思い出が残った。2つのグループステージ(当時は2次リーグ制)を勝ち抜き、準々決勝でバレンシアと対戦。2戦合計スコアは2-2だったが、アウェイゴールの差で敗退の憂き目にあう。

ユニフォーム:アーセナル/2000-01/Nike/サード/CLモデル

このサードキットは主にCLで使用。ネイビーを基調にイエローの差し色がクールなカラーリングで、評判は上々だった。

Arsenal 2005-06(Nike)

2005-06シーズンは、チームにとっても、そしてファンにとっても寂しい別れを経験した。1913年から使用していたホーム「ハイバリー・スタジアム」の最後のシーズンだったのだ。何かしらのタイトルを獲得して別れに華を添えたかったが、残念ながら無冠に終わった。

ユニフォーム:アーセナル/2005-06/Nike/ホーム

スポンサーロゴ「O2」のデザインの是非はともかくとして、シャツ自体はアーセナル史上に名を残す傑作デザインとなった。

ハイバリー最終シーズンのためだけに用意されたクラシックなキット。色はいつものレッドではなくワインレッド系で、これは1913年に初めてハイバリーでプレーした当時のキットカラーを元にしている。

エンブレムは「HIGHBURY 1913-2006」の文字で飾った特別仕様。この文字は腰部分にもレタリングされている。スポンサーロゴ、ネームナンバー、メーカーロゴをゴールドで彩り、特別な雰囲気の演出に成功した。

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