3球団が絡む大型トレード アスレチックスがプロファー獲得

日本時間12月22日、レイズ、アスレチックス、レンジャーズの間でトレードが成立し、アスレチックスは来季の正二塁手候補としてレンジャーズからジュリクソン・プロファーを獲得した。球団再建に向けて若手選手を欲しているレンジャーズは、レイズから投手3人、アスレチックスから内野手1人とインターナショナル・ボーナスプール75万ドルを獲得。レイズはアスレチックスからリリーフ右腕のエミリオ・パガーンと来年のドラフト指名権(戦力均衡ラウンドA:全体38位)を獲得し、レンジャーズからも投手1人が加わった。

今回のトレードにおける最大のビッグネームであるプロファーは、今季レンジャーズで146試合に出場して打率.254、20本塁打、77打点、10盗塁、OPS.793と自己最高のシーズンを過ごした。まだ25歳と若いものの、メジャーデビューが早かったため、2020年終了後にはフリーエージェントとなる。そのため、レンジャーズは契約延長に向けて動いていたが、交渉が上手くまとまらなかった。結局、レンジャーズはプロファーの放出を決断し、プロファーはジェッド・ラウリーの後釜となる正二塁手候補としてアスレチックスに迎え入れられることになった。

レイズは今季アスレチックスで55試合に登板したリリーフ右腕・パガーンを獲得。レンジャーズからは今季A級とA+級で合計24試合(うち18先発)に登板して防御率2.97をマークしたロリー・レイシーが加わった。このほか、アスレチックスから来年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドA(現時点で全体38位)の指名権を譲り受けている。

そして、プロファーを放出したレンジャーズは、アスレチックスとレイズから合計4人の若手選手とインターナショナル・ボーナスプール75万ドルを獲得。アスレチックスから獲得したイーライ・ホワイトは24歳の内野手で、今季はAA級で打率.306をマーク。レイズからは先発左腕のブロック・バーク、リリーフ左腕のカイル・バード、リリーフ右腕のジョエル・エスピナルの3人を獲得している。

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