笑顔で接客、来店を 錦町・球磨中央高で「百貨店」

球磨中央百貨店で接客する生徒たち=錦町

 錦町の球磨中央高で19日、「球磨中央百貨店」が始まり、全生徒約320人が総菜や野菜などを販売した。20日まで。

 授業で学んだ商業の知識を実践する目的。県立高校再編に伴い、一時的に同居していた球磨商高が3月に閉校。球磨中央高単独では初の百貨店となる。

 人吉球磨地域の商店などから仕入れた商品を、体育館内外に設けた17店舗で販売。生徒たちは来場者に元気に声掛けをしたり、試食を勧めたりして商品をアピールしていた。

 人吉市の洋菓子店と生徒のコラボ商品「マロンタルト」(1個380円)もあり、目玉商品の一つという。

 同百貨店の生徒実行委員長の商業科3年、江上榛華さんは「球磨商の伝統を受け継ぎ、笑顔と元気で取り組んでいる。ぜひ来店してください」と呼び掛けている。(吉田紳一)

熊本日日新聞 2019年10月20日掲載

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