クルーズ船安心受け入れへ 国と連携し規制検討 長崎県議会委で県が意向

 長崎市に停泊中のクルーズ船で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことを受け、県は7日、安心してクルーズ船を受け入れるため、入港の見合わせや係留施設利用の規制などについて検討していく考えを示した。
 県議会環境生活委で、山田朋子委員(改革21)に平岡昌樹港湾課長が答えた。
 国はクルーズ船の集団感染発生を教訓に、感染症発生時の船籍国、船会社、入港国の責任分担を明確化するルールを策定する。平岡課長は事業化が決まった長崎港松が枝ふ頭の2バース化について、地方創生の拠点として必要不可欠と強調。その上で「船舶の入港により、県民の生命や財産、安全が害されることがないよう国と連携して取り組みたい」と述べた。

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