S13シルビアにプレリュード“モテル男の必需品”だったバブル時代のデートカー3選【MOTA写真館】

日産 シルビア(5代目)

今じゃ走り屋御用達のS13シルビア、実は女子ウケする“デートカー”だったって知ってた!?

日産 シルビア(5代目)

1988年に登場したバブル期のデートカーといえば、5代目 S13 シルビア。歴代日産 シルビアの中でも最も販売台数が多く、若者を中心に好調な売れ行きをみせ、また、時間が経過しても、チューニングベースとして現在でもその人気は衰えていない。デートカー時代のシルビアの評価は、ドライブに最適でお洒落なクルマとして、ライバルのホンダ プレリュードを上回る人気となった。

スペック

■全長×全幅×全高:4,470mm×1,690mm×1,290mm

■基本グレード:「J's」、「Q's」、「K's(ターボ)」

■トランスミッション:5速MT/4速AT

■エンジン

・直列4気筒 1800cc(CA18DE)135馬力

・直列4気筒 1800cc ターボ(CA18DET)175馬力

・直列4気筒 2000cc(SR20DE)140馬力

・直列4気筒 2000cc ターボ(SR20DET)205馬力

■新車価格(当時)

・「J's」5速MT仕様 147万円

・「Q's」5速MT仕様 156万円

・「K's(ターボ)」5速MT仕様 189万円

※1988年モデルのデータ

運転にはちょいとコツが!?世界初の4WSを搭載した3代目 ホンダ プレリュード

ホンダ プレリュード(3代目)

1987年から1991年にかけて製造販売され、バブル期のデートカーとしてヒットした3代目 ホンダ プレリュード(BA 4/5/7型)。バブル経済真っ只中に開発・販売されたことから、贅沢な機構を数多く搭載し、スペシャリティFFクーペとして一世を風靡した。当時のCMで後輪が操舵する様子を強調するほど、4WSはまさに3代目プレリュードの目玉システム。ただ、現在のように速度やヨーモーメントを感知して作動する高度な電子制御ではなく、特に低速時の挙動にはやや慣れが必要であった。

スペック

■全長×全幅×全高:4,460mm×1,695mm×1,295mm

■エンジン

・直列4気筒 DOHC 2000cc B20A型

・直列4気筒 DOHC 2100cc B21A型(北米仕様、特別仕様車「Si States(BA7)」)

■トランスミッション:5速MT/4速AT

■新車販売価格:222万5000円(2.0Si)

「友達以上恋人未満。」肩ひじ張らず誰でも乗れるスポーツクーペ|トヨタ サイノス

トヨタ サイノス β 1992年

1991年「友達以上恋人未満。」のキャッチコピーでデビューした2ドアクーペがトヨタ サイノス。若いカップルがデートする姿が描かれた初々しい青春を思い出させてくれるCMからも、若者をターゲットにしていたことがわかる。もともとサイノスは、ターセルセダン・コルサセダンをベースにした2ドアコンパクトクーペ。北米の「セクレタリーカー」や「サブコンパクトカー」市場に向けて企画されたモデルで、海外での車種名は「パセオ(PASEO)」であった。

スペック

■全長×全幅×全高:4145×1645×1295mm(初代)

■エンジン(出力はいずれも初期数値)

・5E-FE型 1500cc DOHC(105馬力)

・5E-FHE型 1500CC DOHC(115馬力)

・4E-FE型 1300cc DOHC(88馬力)

■駆動方式:前輪駆動

■ミッション:3速AT(2代目)/4速AT(初代)/4速MT(2代目)/5速MT

■ボディタイプ:2ドアクーペ、2ドアコンバーチブル(2代目のみ)

■販売期間:1991年~1999年

■価格:93万4000円~212万1000円

まとめ

先進の装備や高いパフォーマンスを秘めていたバブル時代のデートカー。現在は当時と異なる目的で使われるモデルもあり、バブル期に開発された車のポテンシャルがいかに高かったかがわかる。

令和に入り、車を持っているか否かはバブル期ほど重視されなくなってきている。しかし、バブル時代のデートカーと趣向は違うものの、「自分の車を持っていることはステータス」というのは、いつの時代もモテる男の条件のひとつであっても良いなのかもしれない。

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