最強チーム決定戦第2弾の開催が決定 64チームが頂点を目指す

シミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」の第2弾の開催が決定した。全30球団の「オールタイム・チーム」にニグロリーグ選抜と現役U-25選抜を加えた32チームで競われた第1弾では、メジャー最多の世界一27度を誇るヤンキースが優勝。第2弾では、1998年のヤンキースや2001年のマリナーズのように単年シーズンの単独チームによって「最強チーム」を決める戦いが行われる。

今大会では、第1弾と同様にシミュレーション・ソフト「Out of the Park Baseball 21」を使用。全30球団から2年ずつ、合計60チームが選出され、そこに1994年のモントリオール・エクスポズとニグロリーグの3チーム(1931年のホームステッド・グレイズ、1935年のピッツバーグ・クロフォーズ、1942年のカンザスシティ・モナクス)を加えた合計64チームが頂点を目指す。

なお、ニグロリーグの3チームを除くチームは第二次世界大戦後から選出。また、同一チームから近い年代を2つ選出するのは避けられており、たとえば1954年、2010年、2012年、2014年に世界一となったジャイアンツからは、1954年と2012年が選ばれた。

参加する全64チームのなかには、ワールド・チャンピオンが34チームもあり、レギュラーシーズン100勝以上も18チーム。各チームのロースターには、その年のMVPが23人、サイ・ヤング賞が14人、最優秀監督賞が17人、殿堂入り選手が92人含まれている。

第1弾で優勝したヤンキースからは、ともに世界一となった1961年と1998年が登場。ただし、1970年のオリオールズ(108勝)や1995年のインディアンス(144試合で100勝)といった強敵もおり、勝ち上がるのは容易ではない。また、メジャー歴代最多タイの116勝をマークした2001年のマリナーズにも注目だ。

ナ・リーグに目を向けると、1975年レッズの「ビッグ・レッド・マシン」が、最強二枚看板を擁する2001年ダイヤモンドバックスと対戦する可能性がある。「ビリー・ゴートの呪い」を打ち破った2016年のカブス、「ベイビー・シャーク」のリズムに乗って世界一となった2019年のナショナルズなど、近年のワールド・チャンピオンも参戦する。

今大会の開催期間は5月21日から6月9日まで(現地時間)。参加する全64チームのロースターはこちら(https://www.mlb.com/news/mlb-dream-bracket-2-rosters)で確認できるので、事前にチェックしておくと、今大会をより楽しめるはずだ。

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