【新型コロナ】県内で新たに13人の陽性を確認 女性2人が死亡

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内では21日、女性2人の死亡と、10歳未満3人を含む男女13人の陽性が確認された。多くが濃厚接触者だが、2人の感染経路が不明という。

 県所管域では、座間市に住む30代女性と10歳未満の男児2人が感染。陽性と判明している伊勢佐木署所属の男性巡査長の同居家族という。

 クラスター(感染者集団)が起きた小田原市立病院では40代の女性看護師の感染が確認され、同病院での感染者は計34人になった。既に感染が判明している同病院の40代の女性看護師と同居する10歳未満の女児も陽性と分かった。開成町の高台病院では、40代の女性看護師が感染した。

 横浜市内では、陽性と判明していた80代と90代の女性2人が死亡した。それぞれ院内感染が起きた元気会横浜病院(同市緑区)と鴨居病院(同)に入院。90代女性は陽性患者が出た特別養護老人ホームに入所していた時に発症した。

 また、20~60代の男性5人の感染が新たに確認された。うち1人は、院内感染が起きた聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(同市旭区)で働く30代の男性看護師。

 神奈川新聞社の集計によると、15~21日までの1週間の感染者数は80人となり、人口10万人当たりでは0.87人となった。政府が示す緊急事態宣言の解除の目安は「0.5人以下」。

© 株式会社神奈川新聞社