松浦市の緊急経済対策第2弾 保育所にマスク購入補助など

 松浦市は26日、総額約2億3560万円の新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急経済対策を発表した。主な事業は保育所などへのマスク、消毒液、空気清浄機の購入費補助、20万円を上限とした経営維持支援金の対象業種拡充、プレミアム付き商品券発行などで、同日の市議会全員協議会で説明、市は専決処分する。
 4月28日の臨時会で可決された緊急経済対策(市独自施策の総額は約1億800万円)に続く第2弾。財源には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを充てる。
 主な事業のうち、飲食店や宿泊施設など業種を限定した経営維持支援金を生活関連、娯楽、教育・学習支援などのサービス業にも拡充。プレミアム付き商品券は千円券7枚つづりを2万セット発行、1セット5千円で販売する。6月中に参加店舗を募集し、7月から実施する予定。
 全協では議員から経営維持支援金について「対象を全業種に広げられないか」などの質問が相次いだ。友田吉泰市長は「検討したが、財源の問題で絞らざるを得なかった。今後は国の新たな支援の状況を見ながら対応する」と答弁した。

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