【新型コロナ】再陽性の80代女性が死亡 横浜で新たに4人感染 区別発生状況も発表

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は29日、再陽性と診断された80代女性が死亡した、と発表した。また市立みなと赤十字病院(同市中区)の放射線技師を含む20~70代の男性4人の感染が新たに確認された。うち2人の感染経路が不明という。

 市によると、亡くなった女性はクラスター(感染者集団)が起きたグループホームに入居し、4月に陽性と判明。その後、2回の検査で陰性と診断されたが、今月に入って再び陽性となり、市内の医療機関に入院していた。

 技師は50代で、別の病院に看護師として働く妻の感染が確認されていた。同居する20代の息子も陽性と判明。技師は勤務中、マスクを着用するなどしていたことから、市は濃厚接触者はいないとした。

 そのほか、院内感染が起きた湘南泉病院(同市泉区)に入院する70代の患者が感染。同病院の感染者は患者10人、職員6人の計16人となった。

 市が同日までに公表した患者住所地の区別発生状況は、以下の通り。

 ▽鶴見区=36人▽神奈川区=21人▽西区=15人▽中区=18人▽南区=19人▽港南区=22人▽保土ケ谷区=24人▽旭区=66人▽磯子区=19人▽金沢区=24人▽港北区=39人▽緑区=24人▽青葉区=42人▽都筑区=16人▽戸塚区=27人▽栄区=5人▽泉区=26人▽瀬谷区=50人▽市外=48人

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