CAC、製造現場データをクラウドで見える化する「CAC Smart Factory 可視化サービス」を提供開始

近年、製造現場のデータは付加価値の高いサービスを生み出す源として注目を集めている。そのため、製造現場へのIoTや先進技術導入の関心は高まっているものの、実際のデータ収集方法や活用方法、コストなどが原因となり、データの可視化や活用が十分に進んでいないのが実情である。また、製造業においてもテレワークなど働き方改革が今後進展していくことが予想される。株式会社シーエーシー(以下、CAC)は、工場などの製造現場のデータを見える化し、生産効率向上と品質向上に貢献する「CAC Smart Factory 可視化サービス」の提供を開始した。同サービスは、PLCから収集したデータをIoTゲートウェイによりクラウド上に送信・蓄積し、データをグラフで可視化する。ユーザーはWebブラウザ経由でアクセスし、機器の稼働状況や生産状況をリモートでリアルタイムに確認できる。また、可視化した現場データは今後のデータ解析や予防保全にも活用できる。取得したデータに閾値を設定することで、異常発生時には現場管理者へ通知を行う。機器トラブルの際は、遠隔地からPLCにアクセスしてトラブルの原因を特定してからメンテナンス作業やトラブルシューティングを行うことができ、保守作業の効率を向上させる。また、非常時やテレワーク時など現場に人が立ち会えない際でも、トラブルの原因によっては遠隔からの操作のみで問題を解決することが可能になるという。

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