今やライバルなし! 当初はエルグランドを倒すために生まれたクルマだった
初代アルファードがデビューしたのは2002年のこと。当時プレミアムミニバン市場を独占していた日産エルグランドを倒すべくデビューしたアルファードは、瞬く間にミニバンの代表モデルに。
今やファミリーのみならず各界のVIPからも絶大な支持を受けているのはご存知の通り。400万円代の手頃なグレードからレクサス LSもビックリの超快適なエグゼクティブラウンジなどは幅広いグレード構成も人気の理由の一つだ。
今回は2015年にデビューした現行モデルにフォーカス。2018年のマイナーチェンジで、流行りのシーケンシャルウィンカーやゴテゴテのメッキグリルなど、プレミアム感をさらに増したが、今回取り扱うのは前期モデルのガソリンモデルだ。果たして今の買取相場はどの程度なのか?
凄まじいリセールバリュー! まだ400万円で下取りも狙える?
アルファードに限っては法人オーナーも多いことから過走行車両が多いため、5万〜10万キロ、さらには10万キロ以上の個体に焦点を当てる。
やはり高値で取引されているのは当時の新車価格が652万2218円〜と超高額なエグゼクティブラウンジで、5〜7万キロの個体で350〜400万円程度というイメージだ。特に、メーカーオプションのナビやモデリスタのフルエアロが装着されていると加点要因となる。特に高値取引されたケースでは、やはりこうした個体が多い。
2.5Lモデルに設定されていた新車価格は442万4073円の売れ線グレード、S Cパッケージは330〜380万円。3.5LモデルのGFは350〜370万円程度といずれも高値を維持している。
ご存知の通り初期モデルは2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンをラインアップしていたが、どちらもそれほど大差なく高値をキープする。
一般に大排気量モデルは税金など維持費の問題があり、中古車市場ではむしろ小排気量モデルのほうが好まれる傾向にある。ただしアルファードは中古車の輸出需要も旺盛。海外ではむしろ大排気量のほうを好むユーザーも多いので、あまり気にする必要はなさそうだ。
ちなみに10万キロ以上の過走行車両を見てみると11〜12万キロの個体で250〜270万円(S Cパッケージ)だという。
現行アルファードもデビューから5年あまり、過走行でも200万円以上の買取相場とかなり条件がいいだけに、オーナーの方は乗り換えを考えてもいいかもしれない。その際にコチラの記事を参考にしてほしい。
今回紹介したクルマの詳細
■2015~2018年式 トヨタ アルファード(3代目・前期モデル)
■リセールバリュー:65%~76%(新車価格に対し残存価値)
■人気グレード:S Cパッケージ
現行アルファード前期モデルの詳しい情報はコチラ▼
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】