気象庁は23日（木）、向こう1か月（7/25～8/24）の天候の見通しを発表した。東・西日本は1週目（7/25～7/31）にかけて、日照時間が少なく気温が低い予想だが、8月は平年と同様に晴れの日が多くなる見通し。沖縄・奄美は晴れの日が多く、8月上旬にかけて気温がかなり高い可能性がある。
週ごとの天候予想
1週目（7/25～7/31）は太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱く、東・西日本を中心に前線や湿った空気の影響を受けやすい予想だ。気温は、北・東・西日本で低温傾向が見込まれる。 一方、沖縄・奄美は晴れの日が多く、暖かい空気に覆われやすく気温が高い見込み。特に、沖縄は29日（水）頃から、奄美は31日（金）の5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理や熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。
2週目（8/1～8/7）は西日本を中心に太平洋高気圧に覆われ、東・西日本、沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多くなるが、湿った東寄りの風が流れ込む東北の太平洋側と関東甲信は平年より日照が少ない可能性がある。気温は、北日本と沖縄・奄美で高温傾向、東・西日本は平年並みの暑さとなりそうだ。
3～4週目（8/8～8/21）の日本付近は太平洋高気圧に覆われやすく、東・西日本、沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多い見通し。全国的に高温傾向が見込まれ、内陸を中心に暑さが厳しくなる可能性がある。 【参考：平年の梅雨明け】 九州南部 7月14日ごろ 九州北部 7月19日ごろ 四国 7月18日ごろ 中国、近畿、東海、関東甲信 7月21日ごろ 北陸 7月24日ごろ 東北南部 7月25日ごろ 東北北部 7月28日ごろ
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。
