北日本は気温変動大 東日本は高温傾向続く 1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 気象庁は10日(木)、向こう1か月(9/12~10/11)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気が入りやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。北日本の2週目(9/19~9/25)は、気温がかなり高くなる可能性がある。

週ごとの天候予想

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

 1週目(9/12~9/18)は、寒気の影響を受ける北海道、海面水温の下がった沖縄・奄美で低温傾向が見込まれるが、その他の各地は暖気が入りやすく高温となりやすい見込み。北・東日本、西日本の日本海側は、低気圧や前線、寒気の影響を受ける時期があり、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(9/19~9/25)は、暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向。東日本の太平洋側は、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうだ。3~4週目(9/26~10/9)は、暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向が見込まれる。天候は全国的に平年と同程度で、数日の周期で天気の変わる地方が多くなりそうだ。

北日本 高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 東北は13日(日)ごろ、北海道は15日(火)ごろまでは冷たい気流の影響で、気温が平年並みか平年より低い日がある見込み。その後は、暖かい空気に覆われて気温が平年より高い日が多く、気温の変動が大きくなりそうだ。特に、16日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなるとして、気象庁は北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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