巨人・吉川尚が驚異6割超え、阪神ボーア&サンズ&大山が好調…セ週間ベストナインは?

巨人・吉川尚輝(左)と阪神のジェリー・サンズ【写真:荒川祐史】

巨人が6勝0敗1分で2位との差を9.5ゲームに広げた第13週

6月19日にシーズン開幕を迎えた2020年のペナントレース。120試合制で行われる今季の折り返し地点を過ぎ、いよいよ勝負の後半戦に入っている。残り50試合を切った段階でセ・リーグは巨人が首位を独走、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

9月7日から9月14日までの1週間の選手成績を振り返り、Full-Count独自で週間ベストナインを選出。今回はセ・リーグ第13週だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 71試合45勝22敗4分
→2 阪神 72試合36勝32敗4分 9.5
→3 DeNA 74試合35勝34敗5分 1.5
→4 中日 75試合33勝37敗5分 2.5
↑5 広島 72試合27勝37敗8分 3.0
↓6 ヤクルト 72試合26勝40敗6分 2.0

【第13週セ・リーグ】
1 巨人 6勝0敗1分
2 阪神 4勝2敗1分
3 DeNA 2勝3敗1分
3 中日 2勝3敗1分
3 広島 2勝3敗1分
6 ヤクルト 0勝5敗1分

この1週間は上位と下位の明暗が分かれた。首位を走る巨人は6勝0敗1分と負けなし。前週終了時点で7.5ゲームだった2位との差は9.5ゲームへ広がり、独走状態になっている。2位の阪神も4勝2敗1分と勝ち越しに成功。一方でDeNA、中日、広島は揃って2勝3敗1分。ヤクルトは1勝もできなかった。

巨人の ルビー・デラロサ【写真:荒川祐史】

投手では西勇輝、デラロサを選出し、巨人と阪神勢が多くの位置を占める

【第13週セ週間ベストナイン】
先発 西勇輝(阪神)
救援 デラロサ(巨人)
捕手 木下拓哉(中日)
一塁 ジャスティン・ボーア(阪神)
二塁 吉川尚輝(巨人)
三塁 大山悠輔(阪神)
遊撃 坂本勇人(巨人)
左翼 ジェリー・サンズ(阪神)
中堅 大島洋平(中日)
右翼 該当者なし

この1週間は勝ち越した巨人勢と阪神勢にやはり活躍が目立った。巨人では、吉川尚が7試合で23打数14安打、打率.609と打ちまくった。坂本は打率こそ.320ながら、9日の中日戦で3打席本塁打を放つなどリーグ最多の週間4本塁打を放った。

阪神からはボーア、サンズの助っ人2人と大山を選出。ボーアは打率.400をマークし、今季の打率も.250を超えて.255となった。サンズはボーアを上回り、打率.500を記録。3本塁打6打点と打線の中心として奮闘。大山も打率こそ.269だったが、3本塁打を放ち、10打点はリーグ最多だった。

中日の木下拓は5試合でスタメンマスクを被り、打つ方では17打数9安打、打率.529を記録。打撃に定評のある巨人・大城の.368を大きく上回った。大島は打率.429を記録。右翼手では阪神の陽川、ヤクルトの中山が打率.400をマークしていたが、出場数が少なく決め手に欠き、該当者なしとした。

投手では先発が阪神の西勇輝。11日の広島戦で先発すると、4安打無失点で今季初完封勝利を飾った。巨人の菅野智之や中日の大野雄大らもいたが、完封という内容から文句なしに西勇を選出した。救援は巨人の守護神のデラロサ。なんと週間で5試合に登板し、1ホールド4セーブをマークした。(Full-Count編集部)

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