県高校ロボコン 長崎工業「岩屋獣R2」が優勝 「3密」避け実施

ロボット競技でリモコン型ロボットを操作する参加者=佐世保工業高

 本年度の長崎県高校ロボットコンクール(県教委主催)が19日、佐世保市瀬戸越3丁目の県立佐世保工業高で開かれ、ロボット競技は県立長崎工業高の「岩屋獣R2」が優勝した。
 3校4チームが出場。生徒が操作するリモコン型と自分で動く自立型のロボットをそれぞれ製作。制限時間3分で、ペットボトルやテニスボールを回収したり、障害物がある得点エリアを通過したりするなどして得点を競った。
 優勝した「岩屋獣R2」の長崎工業高2年、桑原圭希さん(17)は「想定していた点数は全て取ることができたから、良かった」と笑顔で話した。
 手作りの自走式モデルカーでタイムを競うマイコンカーラリー競技には51人が参加。アドバンスクラスは県立島原工業高3年の松本拓馬さん、ベーシッククラスは県立大村工業高1年の浦直人さんが優勝した。
 本年度は「3密」を避けるため、開・閉会式を行わず、競技時も各校が出場時間のみ会場入りする形式で実施。結果も23日に発表された。新型コロナウイルス感染防止のためロボット競技は全国大会が中止。マイコンカーラリー競技は九州地区大会として11月にウェブ上での記録会がある。

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