ラグビーW杯長崎キャンプから1年 スコットランド代表へメッセージ

さまざまな工夫を凝らしてスコットランド代表チームにメッセージを書く参加者=長崎市立図書館

 日本を席巻したラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、スコットランド代表チームが昨年9月に事前キャンプのため長崎市に来てから1年。同チームをもてなしたボランティア団体「NAGASAKI YOKABAI」は、新型コロナ禍の中でも同チームと交流をつなげていこうと26日、長崎市立図書館(興善町)で、はがきにメッセージを書くイベントを開催した。
 約10人が参加。参加者は市観光推進課が作った市内観光名所などの写真が印刷されたはがき「長崎からの手紙」に英語でメッセージを書いた。中には、選手と昨年撮影した写真を印刷して貼る人や、マスキングテープで飾る人も。
 「コロナが落ち着いたら会えるのを楽しみにしている」とメッセージを書いた県ラグビーフットボール協会の衛藤正雄会長は「これからも、いろんな催しを通してつながりを持ち続けたい」とあいさつ。参加した同団体の矢幡美和さん(45)=主婦、同市=は「コロナがなければスコットランド対日本の試合をスコットランドに見に行く予定だった。昨年の感謝とこれからも応援しているという気持ちを込めた」と話した。
 市スポーツ振興課は、9月末まで市民会館(同市魚の町)2階の同課前に、はがきを書くコーナーを設置し、はがきを受け付けている。後日、サプライズでスコットランドラグビー協会に送る予定。

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