全国的に気温高い 東日本の太平洋側は秋晴れ多く 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 気象庁は1日(木)、向こう1か月(10/3~11/2)の天候の見通しを発表した。向こう1か月の気温は全国的に高く、沖縄・奄美は10月半ばごろにかけてかなり高くなる可能性がある。高気圧に覆われやすい時期があるため、東日本の太平洋側は平年に比べて晴れの日が多い見通し。

週ごとの天候予想

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

 1週目(10/3~10/9)暖かい空気が流れ込みやすい北・東日本は、高温傾向が見込まれる。東日本の太平洋側と西日本は、高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(10/10~10/16)気温は全国的に高温傾向。高気圧に覆われやすい北日本の太平洋側と西日本は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない予想だ。

 3~4週目(10/17~10/30)暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向が予想される。天候は全国的に平年と同程度となりそうだ。

高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 奄美は向こう1週間程度は平年並み気温の日が多いが、2週目は暖かい空気が流れ込みやすいため高くなり、11日(日)ごろからかなり高くなる可能性がある。沖縄は向こう2週間、暖かい空気に覆われやすいため、気温が平年よりも高い日が多く、特に9日(金)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる見通し。

 このため、気象庁は沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表した。農作物の管理等に注意すると共に、気温が変化しやすい時期でもあるため体調管理に注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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