曳壇尻の様子 パネルに描く 新大工町商店街

奉納踊り「曳壇尻」を描いたパネルを前に開かれた認定式=長崎市新大工町

 長崎市新大工町で進む再開発事業の工事現場の仮囲いに、長崎の秋の大祭「長崎くんち」の奉納踊りの様子を描いたパネルが新設された。地域のにぎわいを創出するとして市の「まちぶらプロジェクト」に選ばれ、8日、認定式があった。
 地域を活気づけようと市新大工町商店街振興組合(古賀重朗理事長)が設置。仮囲いには観光情報などの案内板や地域の行事などを知らせる掲示板もあり、こうした取り組みが評価された。パネルは2メートル40センチ四方。市内在住のイラストレーター、松本亮太さんが新大工の演(だ)し物「曳壇尻(ひきだんじり)」の様子を生き生きと描いた。
 認定式では田上富久市長が「まちの元気と文化を発信する取り組み」と語り、古賀理事長は「曳壇尻は新大工のシンボル。多くの人に足を運んでもらい、地域の魅力を再発見してほしい」と話した。

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