【ボール収納】玄関に転がったままのボールをすっきりと収納する方法

子供がいる家庭ならば、ボールはひとつはあるはず。まるまるとした形のせいで幅を取り、また、子供がよく使う遊び道具でもあるため、玄関に転がったまま……なんて家庭も多いようです。

頻繁に使うのなら、できれば使いやすい場所でコンパクトに収納しておきたいのが本音でしょう。とにかくかさばる、安定しない、置き場所に困るなど、収納の妨げになりやすいボールをちょっとした工夫で綺麗に片付ける方法を紹介します。

  • 子供の成長に合わせてボールの種類は増える
  • 玄関や部屋の中でもボールをすっきり収納できるアイテム活用法

子供の成長に合わせてボールの種類は増える

ボール遊びなんて小さい時だけだから……と思って、収納を諦めている方も多いはず。実は成長に合わせてボールの数が増えていく可能性も高いのです。その代表的な事例が部活動。子供が球技を始めたのなら、サッカーボールやバレーボール、バスケットボールなどを家に持ち込むこととなります。

これらはサイズも大きく複数所持することもあるので、結果的にボールの個数や種類が増えてしまいます。また、テニスボールやゴルフボールなどサイズの小さなものもありますが、こちらもきちんと収納しなくては散らかり放題となってしまいます。このように子どもの成長に合わせて運動を始めたり、趣味が増えたりすることによってボールの種類も自然と増えていってしまうのです。

ボールの大きさによっては場所を取ってしまう

先ほど挙げたテニスボールやゴルフボール程度では、大幅に場所を取らないと思います。しかしサッカーボールやバレーボールなどはしっかりとした大きさがありますし、簡単に畳めるものでもありません。それがひとつだけでなく、複数個置いてあればそれなりのスペースを取ってしまいます。

形が変えられるものではないため、収納の融通がきかず邪魔に思えてしまうことも。よく使うものだと玄関口に置きっぱなしの家庭も多いですが、足元に大きなボールがあるのは歩行や掃除の妨げになってしまいます。畳めない・形を変えられないデメリットがあるので、数が増えれば増えるほど場所を取ってしまうのは仕方のないこと。アイテムを減らすだけではなく、上手な収納方法を身に着けるといいでしょう。

ただ置いておくだけだと、コロコロ転がってしまう

収納場所もなく、床にボールを置きっぱなしの家庭もありますがこれは危険。安定せずに転がってしまうので、うっかりつまずいてしまったり、転倒の原因となってしまいます。ボールの大きさによっては気づかず踏んでしまい、怪我をする可能性も高いので床に直置きはおすすめしません。小さなお子さんのいる家庭、お年寄りのいる家庭は特に注意が必要です。

また、ボールが散らかりっぱなしの状態だと、当然ながら見栄えも悪くなります。玄関口に置いているのなら靴を置くスペースも阻まれますし、脱ぎ履きする際に邪魔になってしまいます。コロコロと転がり、元に戻す……という作業も、知らず知らずのうちにストレスになっているかもしれません。

ボールの置き場所はあらかじめ「決めておく」ことが大事

小さい子供が家にいると、あちこちにボールが散乱する事態が起こりがちになります。家に持ち込んだらそのままではなく、ボールの置き場所をあらかじめ決めておくといいでしょう。「遊んだらココに置く」「使用後はココへしまう」など、子供と一緒にルールを定めておくと散らかりづらいです。また、いざ使いたい時にどこにあるか分からない、子供ひとりでは取り出せないなどが起こらないように、置き場所は指定して忘れないように心がけることが大切です。

成長する子供へ片づけを通じてしつけを行うことができますし、物を大切にすることを教えられます。家も散らからず一石二鳥なので、この機会に置き場所をきちんと決めておきましょう。

出し入れのしやすさを重視した収納場所を選ぶ

見栄えを良くしたい、とにかくすっきりさせたい一心で収納スペースの奥底や物置にしまうと、使いたい時に取り出しづらくなります。ボールを使うのは子供なので、大人でないと届かない位置にしまうのは避けましょう。できれば気軽に取り出せる、出し入れのしやすい収納場所が理想です。

子供が取り出すことを考慮して物がギュウギュウに詰められている場所や、取り出しにくい収納は避けましょう。「ボールを頻繁に使うのは誰か?」を考えた収納場所・方法を選ぶのがベスト。頻繁に使うのなら玄関の近くにしまうのがおすすめです。サッと取り出してすぐ外に行けるようにしておくと、とっても便利。しまう時も帰宅後すぐに収納するクセを身に着けておけば散らからずに済みます。

汚れたボールを置いても大丈夫な場所にする

公園で遊んだボールは砂や土がついているので、当然ながら汚れています。子供は汚れたままでも平気で遊んでしまうので、ボールが泥だらけなんてことも十分あり得るのです。遊んでいる最中は構いませんが、汚れたボールをそのまま家の中に収納されるのは困るという思いもあるでしょう。外に持って行ったボールを毎回掃除するのもいいですが、忙しい時はそこまで手が回らないはず。

そこで、汚れたボールを置いても支障がないようなところを置き場所に指定すると掃除のストレスが減ってラクです。ベランダや庭などにネットを設置して、その中に入れるなどすれば汚れも特に気になりません。しかし、ベランダが広くない、庭のない家庭も多数存在します。そんな時は室内収納となりますので、置き場所の下に汚れてもいいタオルやビニールを敷くなどして工夫しましょう。

玄関や部屋の中でもボールをすっきり収納できるアイテム活用法

収納スペースが少なく、庭やベランダもない・狭いのなら部屋の中でボールを収納することになります。かさばって邪魔になりやすいのですが、アイテムをうまく使えば綺麗に片づけることも可能。ホームセンターや100均に売っているグッズで簡単に、そしておしゃれに収納できるので、見栄えを気にする方にもぴったりです。こちらでは、少しのアレンジでより便利なボールの収納方法をケース別に紹介します。

ボールスタンドにコンパクト収納

ボールを片付ける専用のボールスタンド。幅はボール一個分程度で、スタンド状になっていることから複数の収納が可能です。縦に並べて収納する形になるので、幅を取らずに玄関へ置いておくことができます。収納、と言えどスタンドにボールを置くだけなので、わざわざしまう手間も省けてラクです。子供が遊んだ後も置くだけでOKなので、進んで片づけをしやすいというのも便利なポイント。

転がりやすいボールを安定的に設置できるので邪魔になることもありません。ネット通販では置き場所が3つのタイプ、5つのタイプなど様々なものがあるので、ボールの個数にあったタイプを選びましょう。スタンドは複数ボールを所持する家庭におすすめです。小スペースで片づけを行いたい場合にも向いています。

ボールネットに入れて「吊るす」収納

nobuko.sさんのインスタグラムより

あまり玄関が広くない、足元にゴチャゴチャとものを置きたくない場合は壁側にフレームを設置し、フックを使ってボールを吊るすのがおすすめです。この時にボールはワイヤーネットに入れて吊るすのですが、ボールネットは取り出しづらい、入り口が分かりづらいなどのデメリットが。片付けるのに手間取ってしまうとイライラしてしまい、せっかくの便利な収納アイテムも使わなくなってしまう……なんて事態も起こりがち。

ダイソーのコットンネットバッグなど、取り出しやすいネットを利用すると、出し入れも簡単です。ボールネットにこだわらず、ものを入れられれば何でもOKなので使いやすいアイテムを選びましょう。安価で済ませたい場合は麻紐でネットを手作りをすることもできます。編み方をマスターする必要はありますが、ひとつ麻紐を買えば大量生産も可能に。吊るす収納なら壁側も有効活用できるので足元にスペースがない家庭におすすめしたい方法です。

ボールホルダーでおしゃれにディスプレイ収納

remodel.a.houseさんのインスタグラムより

先ほどボールスタンドは紹介しましたが、床にものを置きたくない家庭もあるでしょう。家族の人数が多く、靴の数も多ければこれ以上足元をゴチャつかせたくない、床のスペースはある程度確保しておきたい、という意見もあるはずです。ボールホルダーならスタンドとは違い、壁面を利用した収納ができるので、足元をすっきりさせたまま収納が可能。壁に飾っておくとディスプレイのような感じが出るので、見た目も非常におしゃれです。実用性も高いので見栄えが気になる方はホルダーを使うのがおすすめ。

ですが、あまりに高い位置に設置すると小さな子供が取れない、取り付けを間違うとグラグラするなどのデメリットが。上からボールが降ってきて思わぬケガをしてしまった、なんてことのないように気を付けて下さい。

ボール専用のラックを室内設置する

NariDaiさんのインスタグラムより

ボールの数があまりにも多い場合は、ボール専用のラックを玄関口に設置するのも良いでしょう。ラックと言ってもシューズラックとほぼ同様のもので、こちらもスタンドやホルダーと同じく置くだけの収納が可能です。また、ボール専用ラックは玄関だけでなく、部屋の中に設置することもできます。小スペースではありませんが強度も高く安定的、複数飾っておけばインテリアにもなります。

シューズラックをボール収納として活用

専用のラックを購入するのも良いですが、靴を収納する”シューズラック”をボール置き場として活用することも可能です。シューズラック兼ボールラックにすると安価で済み、家にあるものですっきりと収納ができます。

ボール以外のアイテム(外遊びアイテムや靴)も同時に収納できるので、ラックをスポーツ用品置き場として活用できますので、家にシューズラックがある家庭は、ボールを置けるサイズかを試してみましょう。家にあるものを再利用すれば新たな費用もかかりませんし、余計なものが増えなくていい、というのも大きな利点です。

下駄箱の下スペースを有効活用

asaminさんのインスタグラムより

下駄箱の下の空間を活用していない家庭も多いと思います。デッドスペースとなってしまっている下駄箱の下は、靴以外の収納に最適な場所なのです。

asaminさんのインスタグラムより

高さのあるものはしまえませんが、カゴを用意して、その中にちょっとした小物や外遊びの道具、玄関口で使うアイテム、ボールを入れておくと取り出しやすく、便利です。カゴにボールをしまえば紛失の心配もありません。小さな子供にも届く場所ですので、帰ってすぐにしまえる収納場所だと、散らからずに済みます。

大きめのバックやカゴにまとめて収納

ボールを複数収納したい場合は、大きめのバッグやカゴにまとめておくと散らかったり、どこに置いたか分からなくなるのを防げます。分かりやすい場所においておけば子供も片付けやすいので、出し入れも非常に簡単です。一箇所にまとめておけるスペースがあるのなら、最も簡単な収納方法と言えます。

ただ、小スペースでは済まない可能性があるのと、ラックなどに比べると見栄えがイマイチなことがあるかもしれません。バッグが大きく膨らんで不格好だったり、ボールがたくさん入った袋をそのまま床に放置すれば、あまり片付いている印象がない場合も。ボールの入ったバッグは吊るす、カゴは端っこに置くなどして工夫をするといいでしょう。

大きすぎるバッグやカゴの使い道は意外と見つからないもの。そんな時はボールなどのかさばりがちなアイテムを収納すると、便利グッズに化けることもあります。ホームセンターで貰ったビッグサイズの袋や使っていないカゴがある場合は活用してみてください。

突っ張り棒を使用したアレンジ収納

hi_ro.1227さんのインスタグラムより

収納には欠かせない突っ張り棒。これさえあればどんな場所にラックを作ることも可能な便利なアイテムです。簡単に使えて100均でも手に入る気軽さは、他のアイテムと比べ物にならないと言えるほど便利。天井や床など様々な場所へ設置できるので、空間をうまく有効活用することもできます。

床をゴチャゴチャさせたくないなら天井に、小さな子供がいるなら床に、突っ張り棒でラックを作ると便利なボール置きになります。作り方はとても簡単で、突っ張り棒を二本用意して設置するのみ。その上にボールを置くだけなのでシンプルですが、利便性が高いのでボールが複数ある家は設置するといいでしょう。比較的に小スペースですので、あまり玄関口を混雑させたくない家庭にも向いています。

お風呂場で使うボトルラックを活用する方法

実はお風呂場で活躍するボトルラックもボール収納には最適なアイテムです。こちらも小スペースで縦に長く、複数のボールを置けます。ボトルラックの大きさにもよりますが、ある程度の大きさがあれば収納できるボールの種類も増えます。見た目もすっきりとしているので、インテリアの妨げにしたくない場合もおすすめです。

注意点として、ボトルラック本体があまりに軽すぎると、ボールの重量に負けてしまう可能性も。ステンレス製なら問題はありませんが、プラスチック製だと耐えきれず転倒してしまうかもしれません。まずは設置後にボールを置いてみて大丈夫そうかを確認してみましょう。

ひと工夫することでボールをおしゃれに収納しよう

今回、紹介したアイテムはどれも身近なものばかりで、安価で手に入るものも非常に多いためお金をかけずにボールを収納することができます。ボールが散らかりっぱなしの玄関は掃除の邪魔になるだけでなく怪我に繋がる恐れもあるので、まずは片付けをきちんと行いたいところ。

ボールを増やさないという考えもありますが、子供の成長を考えれば増えてしまうのも仕方がありません。増えたのなら工夫をして収納する、という癖をつけると、キッチンや洗面台周りなど、様々な場所での収納も上手になると思います。便利かつ、おしゃれに収納する方法はたくさんありますので、家庭のタイプに合ったアイテムや方法を選択し、ベストな収納を楽しみましょう。

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