勉強机の便利でおしゃれな収納方法。子供部屋の整理整頓のコツ、おすすめ収納アイデアを紹介

整理整頓が苦手だと常に勉強机の上にプリントなどが散らかってしまい、勉強するスペースが狭くなったり、集中できなくなったりして、勉強の効率低下につながりかねません。この記事では、子ども部屋の勉強机をおしゃれに整理整頓する方法について紹介します。収納のコツを覚えて机周りを綺麗な状態に維持しましょう。

机周りの収納のコツ

子ども部屋の学習机は、常にすっきりさせておいて、勉強がしやすい環境を整えておくのが大切です。子ども自身が積極的に整理整頓できるように、あらかじめ親が収納するスペースを確保して、何をどこに収納するか決めておいてあげるといいでしょう。紹介する四つのコツを参考に、まずは親子で一緒に片付けに挑戦してみてください。

1.物の定位置を決める

科目ごとに教科書・ノートを並べる、文房具を入れる場所を決めるといったように、ルールを作るだけで、勉強机の上と引き出しの中がすっきりします。収納場所を決めて習慣化するには、少しの時間がかかるかもしれませんが、一度ルールを身につけられれば、中学生、高校生になるとおしゃれ感のある収納もできるでしょう。小学校低学年の子どもの場合は、どこに何をしまうかわかりやすいように、文房具の名前や科目名をラベリングして可視化すると片付けの意識付けができます。

2.よく使うものは手に届くところに

教科書・参考書・辞書は、勉強机に座っていても手の届く範囲に収納しておくと、片付けや整理整頓を面倒に感じません。勉強机をすっきりさせたいからといって別の本棚に収納してしまうと、席を立たなければならず手間です。収納といえば、見えない場所に片付けることをイメージしがちですが、出し入れがスムーズにできることも重要です。

頻繁に使う文房具は、勉強机の正面にペン立てを置いてまとめておけば、失くしにくくなります。必要最低限のものが入るケースにしておくと、あれもこれもひとつのケースに収納して必要な物が見つかりにくくなるのを防げます。

3.机の上には必要最低限のものだけ

勉強机は作業集中のために、常にきれいにしておくことが大切です。

・前の学年の教科書
・勉強で使わない趣味の本
・遊び要素の強い文房具、おもちゃ類

これらのものは、基本的にデスクに置かないよう心がけましょう。子どもが何気なく置いているものでも、勉強に少し飽きてくると集中力がなくなり、不要なものに目がいってしまいます。上記のものは、見えない場所にしまうか、専用のスペースを作って勉強のとき目に付かないように工夫しましょう。

4.ゲームやおもちゃはクローゼットの中に収納

ゲームやおもちゃのような勉強に必要ないもの、集中力を阻害してしまうものは、見えないクローゼットの中の収納がベストです。飾っておきたいおもちゃやプラモデルは、勉強机ではなくラックのような飾る専用スペースに収納するのがいいでしょう。

日頃からゲームやおもちゃで遊んで、宿題がなかなか進まない子どもは、勉強と遊びのメリハリがつけられるように親が配慮してあげたいもの。収納だけではなく、決まった時間は勉強する、その後におもちゃを出すといったように、親子間でのルールを作るのもおすすめです。

収納する手順

ただ見えない場所に片付けていくのではなく、子どもとコミュニケーションをとりながら、子どもの意思を尊重して片付けを進めましょう。ここでは、子どもの学習机周りの収納手順について紹介します。

収納する物を仕分けする

教科書やノートなど、大きくてわかりやすいもの以外に、学校から持ち帰ったプリント・教材、使用頻度の低い文房具は、子どもに聞きながら一緒に仕分けをしましょう。大人が勝手に判断をせず、子どもにとって大切なものなのか、ものの動作や状態をチェックしながら必要・不要を決めていくと片付けられます。

仕分けた物をしまう

必要と判断したものは、整理しながら勉強机や収納ボックスにしまっていきましょう。ただしまうのではなく、子どもにも何をどこにしまうと便利なのか、使いやすいのか、理由を教えてあげてください。「どこに置きたい?」「どこが使いやすい?」と子どもの判断も取り入れると、片付ける癖や習慣がつけられます。

「引き出し」の収納アイデア実例

整理整頓が苦手な子どもは、プリントや消しゴムなどの小物を引き出しの奥に詰まらせてしまいがちです。久しぶりに片付けをしていると、なくしたと思っていたものが出てくることも少なくありません。このようなことにならないためには、以下の3つのアイデアを参考に、大切なものをなくさず取り出しやすい収納を心がけてみてください。

仕分けトレーですっきり収納

meals.and.daysさんのインスタグラムより

文房具などの小物類は引き出しに仕分けトレーを入れて、トレーに収まる範囲で収納していきます。引き出しを出し入れした際に、仕分けトレーが動いてしまわないよう、ぴったりとフィットするトレーを選べば、さらにすっきりとした収納を実現できます。

仕切り板を使って細かく収納

100均で購入できる好きなサイズにカットできる仕切り板を使えば、大きめサイズのケースでも簡単に仕分けトレーが作れます。サイズが決まった仕分けトレーだと、収納したいものが想像よりも大きくてうまく収納できないことも。仕切り板をあとから付ければ、さまざまなサイズのものを自由に収納可能です。仕切り板の間にある隙間に仕切り板を差し込んで使用するだけなので、スペースを広げたり狭くしたりするのも簡単です。

プリント類を分けて収納

mhn128さんのインスタグラムより

学校から持ち帰った書類や宿題プリントは、管理のしやすさを重視して、種類別に仕分けしましょう。学習机の上に収納ケースを置いておけばいつも目に付くので、プリントの存在を忘れてしまうことも減らせます。

取り出しやすく中身が見えやすい引き出しタイプが使いやすくておすすめです。子どもの指でもスッと取り出しやすい軽めの引き出しに、宿題・時間割などのラベルシールを貼っておくと、子どもだけでも簡単に整理整頓できます。

「卓上」のおしゃれな収納アイデア実例

__chiii_stagram__さんのインスタグラムより

見た目がおしゃれですっきりした印象になる収納が、卓上収納のポイントです。ここでは、勉強机やラックの上に置く収納を紹介します。

木箱を使った引き出し収納

ナチュラルで温もりを感じる木箱は、子ども部屋のおもちゃや雑貨類にも馴染みます。木箱ならではのデザインをあえて見せるために、卓上においておくのもスタイリッシュです。気軽に収納するなら既製品の木箱を、収納スペースにあったサイズのものがほしいのであれば、サイズを計ってDIYするのもいいでしょう。

デスクラックに小物をまとめて収納

ann.d07さんのインスタグラムより

デスクラックは机上ラックとも呼ばれていて、机の上に置いて使用するのにちょうどいいサイズのラックです。デスクラックを設置すれば収納スペースが増え、小物をまとめて置くことができます。勉強机とラックの色を合わせると統一感があっておしゃれです。

ペン類はスタンドに立てて収納

鉛筆やカラーペンは卓上に置くのではなく、使ったらすぐにペン立てに入れるのを習慣づけると紛失も防げます。使用頻度の高いペンを収納すれば、すぐに取り出せて便利です。ハサミやのりなどもすべて同じ場所に収納しておくなら、仕切り板付きの収納力の高いペン立てやボックスを選んでみてください。

持ち運びに便利なキャリーボックスに収納

__tm_ak__さんのインスタグラムより

キャリーボックスにカラーペンやマーカーを収納しておけば、子ども部屋以外で絵やイラストをかくときにも簡単に持ち運べます。無印良品で販売しているシンプルなデザインのキャリーボックスはたくさんの文房具を収納でき、ペン立てとしても使用可能です。

省スペースのキャリーケースに収納

無印良品のキャリーケースは、書類やペンなどがしっかり片付けられる収納ケースです。厚みのあるケースなので、高さのあるテープやのりなどの文房具も収納できます。持ち手があるので、子ども部屋以外やおでかけの際にお絵かきセットとして持ち運ぶのにもぴったりです。見た目は無地でシンプルなため、子どもが好きなキャラクターのステッカーを貼ったり、油性マジックでイラストを書いてアレンジするのもいいでしょう。

ファイルボックスで使いやすさアップ

倒れやすい本やまとめたプリントは、勉強机にファイルボックスを置いて倒れないように収納しましょう。薄い冊子やファイルは本棚に並べても倒れてしまうので、すっきり感が欠けてしまいます。本以外にもファイルや学用品の収納にもぴったりなので、ひとつ購入しておくと便利です。

収納スペースを増やすアイデア実例

子ども部屋がコンパクトな家庭や収納スペースが確保できない場合には、室内のデッドスペースを有効活用しましょう。現時点で壁面に何も飾っていないのであれば、壁にラックを取り付けるだけで、文房具などの小物を収納できます。ここでは、DIYを含めた5つの収納スペースを増やすアイデアをピックアップします。

収納力抜群のキャスター付きワゴンに収納

poo268smさんのインスタグラムより

勉強机の横にキャスター付きワゴンを置いておけば、掃除や片付けも簡単な収納スペースができます。キャスターが付いていれば、掃除機をかけるときや片付けをするときに簡単に動かせるので、整理整頓も億劫になりません。かご付きのワゴンなら、小さめの収納ボックスを使って、文房具・学用品・教科書などまとめて収納できます。

ワイヤーネットで壁面収納

m3.6__10さんのインスタグラムより

さまざまな場面で使えるワイヤーネットは、子ども部屋の収納やインテリアにもおすすめのアイテムです。壁にワイヤーネットを取り付けて、ラックやフックをひっかけるだけで簡単に壁面収納ができます。文房具以外にも、写真やカレンダーなどを飾るのもおしゃれです。

有孔ボードでディスプレイ収納

ma.home___さんのインスタグラムより

有孔ボード(パンチングボード)は、ボードに空いた穴にラックや棚を引っ掛けて使用するアイテムで、スタイリッシュな壁面収納ができます。ボードやラック・フックなど、すべて100均やホームセンターなどで購入できるので、おしゃれでコスパの高い収納グッズです。

_makkiy_さんのインスタグラムより

勉強机には置くスペースがなくても、机の正面の壁や机に近い場所にボードを設置すれば、収納スペースを増やせます。ワイヤーネット同様に、文房具や趣味のグッズなどを飾れるディスプレイとしても活用できるので、親子でDIYに挑戦してみるのもおすすめです。

学習机に合わせて本棚をDIY

yukari.chocomoさんのインスタグラムより

学習机のサイズにぴったり合う本棚にするなら、サイズを測ってDIYしてみましょう。軽量のものや文房具を置くならボンドや接着剤でも十分です。ホームセンターにある木の板や100均のすのこなど気軽に購入できる物で作れます。子どもと一緒に本棚を組み立てて好きなデザインに仕上げれば、気にいること間違いなしです。

ディアウォールで収納棚をDIY

ディアウォールは、壁や天井を傷つけることなく、突っ張り棒の要領で棚を設置できるアイテムです。壁に穴が開けたり、室内を傷つけたりせずに、おしゃれな壁面収納が実現します。両サイドの柱の間に壁材や棚を取り付ければ、収納スペースが完成です。

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