農業者と商工業者が交流会 販路拡大へ意見交換 南島原

南島原市産のミカンの特長などについて意見を交わす参加者=同市有家町、ありえコレジヨホール

 長崎県南島原市内の農業者と県内の商工業者の交流会「コロナに負けるな! こだわりの農産品・加工品をPR!!」がこのほど、同市有家町のありえコレジヨホールであった。
 南島原市主催。交流会は農産物を活用した商品の開発や新たな販路の開拓、地産地消の推進により南島原の食のブランド力向上を図って開催。今年で2回目。
 規格外品の活用や販路拡大を目指すイチゴやミカンの農業者11人と、南島原産の農産物を活用した新商品や新メニューの開発を目指す洋菓子店経営者やホテルシェフなど商工業者13人が意見を交わした。
 冒頭、地域ルネッサンス篠田事務所(福岡市)の篠田昌人代表が「コロナ禍を受けた食品市場の変化」と題して講演。消費者の動向や売り場の変化、コロナ後の食品市場で求められる商品や販促方法について解説した。農業者がサンプル品などで自慢の逸品を商工業者に売り込んだ。市農林課は「新商品開発などにつながれば」と期待を寄せた。

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