国交省、事故と認定 ORC機の滑走路接触

 オリエンタルエアブリッジ(ORC)は26日までに、長崎県五島市の五島福江空港で23日に発生した着陸時の機体後部と滑走路の接触が、国土交通省航空局に航空事故と認定されたと発表した。同省運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣し、原因などを調べている。
 同省は、機体の損傷が複雑な修理作業が必要な「大修理」に当たると判断し、航空事故と認定した。同省によると、損傷は幅約60センチ、長さ約2メートル。航空事故調査官は26日、空港で機体や滑走路の調査、関係者への状況聴取などを実施した。
 ORCによると、同社の航空事故は、2014年2月の離着陸訓練時に起きた、プロペラ機の前脚損傷事故以来。今回の便は23日、福岡空港を出発し、午前9時25分に五島福江空港に着陸。機体後部が滑走路に接触した。乗客乗員54人にけがはなかった。現在は代替機で運航し、便に影響はない。


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