頼朝の重臣・稲毛重成題材 川崎・多摩区歩いて謎解き、景品も

無料で楽しめる周遊型謎解きゲームの画面

 かつて川崎市多摩区内で「枡形(ますかた)城」を築城したとされる源頼朝の重臣「稲毛三郎重成(いなげさぶろうしげなり)」を題材にした「まち歩き謎解きゲーム」が、同区で開かれている。参加者はスマートフォンやタブレット端末を使用し、街中に張り出されたクイズに挑戦。協賛店舗で割引商品が購入できるほか、全問正解すると抽選でプレゼントがもらえる。

 ゲームは「SHIGENARI-多きを解き明かし摩天楼へ-」。クイズの作成には明治大学クイズサークル「イージオス」が協力した。区内の飲食店や施設なども場所を提供する。

 コースは全長約5キロで、29スポットを用意。参加者は集合場所の市緑化センターに掲示されたQRコードを読み取り、スマホなどでクイズに答え、次のスポットに進んでいく。所要時間は3時間を想定しているが、複数日に分けて楽しむこともできる。謎解きゲームの初心者向けにヒントも用意されているという。

 同区は「生田緑地など見どころの多い区内を楽しんでほしい」と参加を呼び掛けている。

 参加費無料。23日まで開催。問い合わせは、同区地域振興課電話044(935)3132=平日午前10時~午後5時。

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