日韓の秀作、書作品展 「文化の違い楽しんで」 長崎県美術館

日韓の多彩な書などが並ぶ会場=長崎市、県美術館

 「第13回日韓親善交流書展・第29回長崎県美術協会書部代表作家展」が11日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで開幕。日韓のバラエティーに富んだ秀作165点が会場を彩る。15日まで。入場無料。
 両展は県美術協会、同協会書部、韓国の釜山書芸ビエンナーレが主催。同交流書展は長崎と釜山で毎年交互に開催。長崎開催の際は、同書部代表作家展と一緒に実施している。
 日本側は本県を代表する書家が漢字、かな、近代詩文、少字数、篆刻(てんこく)、前衛の6部門の計103点、韓国側は漢字やハングル文字の作品のほか、墨で描いた絵画など計62点を出品した。通常は韓国の作家が来崎するが新型コロナウイルス禍のため韓国側は出品のみ。
 10日、会場で準備を進めた同書部の江副景舟代表は「日韓の文化の違いを見ることができる。楽しんでほしい」と語った。

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