全日本U12サッカー長崎県大会 セレスト初優勝

【決勝、セレスト-V長崎】後半17分、セレストのFW比嘉(左)が先制点を決めて喜ぶ=トランスコスモススタジアム長崎

 サッカーの第44回全日本U-12県大会は7、14、21日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎などで行われ、CAセレストが決勝でV・ファーレン長崎を2-0で破り、初優勝を飾った。セレストは全国大会(12月25~29日・鹿児島)の出場権を獲得した。
 各地区予選を勝ち抜いた32チームが参加。前後半40分のトーナメントで競った。
 決勝は0-0の後半17分、セレストがFW比嘉のシュートで先制。その2分後にも比嘉がMF渡邊からのクロスを左足で合わせて追加点を挙げた。V長崎もFW大海らを軸に好機をつくったが、セレストの堅い守りを崩せなかった。

◎FW比嘉が2ゴール

 セレストが2015年のクラブ設立以来、初の全国切符を手にした。今大会の全5試合で17得点を挙げ、失点は準決勝での「1」だけ。矢野監督は「堅守のチーム。金子や相川らDF陣を中心に守備をやり続けてくれた。褒めるしかない」と選手たちをたたえた。
 決勝もV長崎を完封し、攻撃ではFW比嘉が期待に応えた。前半をスコアレスで終えて「前線への意識をさらに高めて迎えた」後半17分、ゴール前の混戦から素早いターンで技ありの先制ゴール。その後もプレッシャーをかけ続けると、19分にもMF渡邊の左クロスに反応し、今大会自身7ゴール目となるシュートで試合の大勢を決めた。
 本大会に向けて比嘉は「全国でも自分が点を取ってチームを勝たせたい」、主将の渡邊も「びびらずに、もっと前線へのプレスを激しくしていきたい」とチームのさらなる飛躍に燃えていた。

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