前回五輪聖火リレー、県文書不明 長期保存前提なく廃棄か

 本県が国内コースの起点となった1964(昭和39)年東京五輪の聖火リレーを巡り、準備段階の課題を協議した県実行委関連の公文書が所在不明になっていることが23日、分かった。県によると、現行規則の永久保存対象となる歴史資料文書に該当する可能性があるが、長期保存を前提としない時代に廃棄されたとみられる。県では近年、重要な公文書の紛失が相次いで発覚しており、識者は「県民の財産が失われている」と警鐘を鳴らしている。

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