佐世保の広田中にみかん800個を贈る 西彼とれたて処

生徒会メンバーにみかんを手渡す豊村店長(右端)=佐世保市立広田中

 佐世保市や西海市の農海産物を扱う直売所「西彼とれたて処」(本店西海市西彼町)は26日、地元農家が生産したみかん約800個を佐世保市重尾町の市立広田中に贈った。
 毎年11月に開く感謝イベントが新型コロナウイルスの影響で中止となったため、両市の農家の協力を得て子どもたちにみかんを贈ることにした。今月中旬から下旬にかけ、広田、針尾、西彼地区の幼稚園計2園や小中学校計8校などに計約5千個を届けた。
 26日の贈呈式には生徒会役員や関係者ら約10人が参加。同直売所広田店の豊村大輔店長が、みかん農家の苦労を描いた自作の紙芝居を読み聞かせた後、生徒会長の笹浦祐里香さん(15)らに手渡した。
 笹浦さんは「今まで以上に農家さんに感謝をして味わいたい」と笑顔。豊村店長は「地域への感謝と農家さんの苦労が少しでも伝わればうれしい」と話した。

 


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