メッツの捕手補強 リアルミュートよりマッキャン獲得を優先か

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オフシーズンがスタートした時点で、メッツはJ・T・リアルミュートを獲得するチームの本命に挙げられていた。正捕手を必要としているチーム事情に加え、大富豪のスティーブ・コーエンを新オーナーに迎えて潤沢な補強資金を用意しているからだ。ところが、メッツは別の捕手の獲得を検討しているようだ。「SNY」のアンディ・マルティノによると、メッツはリアルミュートよりもジェームス・マッキャンを熱心に追いかけており、獲得への動きが本格化する可能性があるという。

なぜメッツはリアルミュートではなくマッキャンを獲得しようとしているのか。理由は単純明快で、捕手補強の費用を抑えることで他のポジションの補強が可能になるからだ。マルティノはジョージ・スプリンガーについて「今オフのメッツのトップ・ターゲットの1人」と伝えており、リアルミュートよりもはるかに安い金額で契約できるであろうマッキャンを獲得することでスプリンガーに大金を投じることが可能になるというわけだ。

とはいえ、マッキャンの獲得を狙っているチームはメッツだけではない。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツのほか、ヤンキース、カージナルス、エンゼルスもマッキャンに興味を示しており、ホワイトソックスもマッキャンとの再契約を検討しているという。さらに、リアルミュートの引き留めに失敗した場合、フィリーズもマッキャン獲得に乗り出すことが予想されている。

現在30歳のマッキャンは今季31試合に出場して打率.289、7本塁打、15打点、OPS.896をマーク。ヤスマニ・グランダルとの併用となったが、限られた出場機会のなかで好成績を残した。また、メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリーはメジャー最低クラスだったマッキャンのフレーミング能力が劇的に改善されたことを指摘。このあたりの事情もマッキャンの市場人気につながっているのかもしれない。

価格と実力のバランスが取れ、思わぬ注目株となっているマッキャン。メッツは争奪戦を制し、マッキャンを獲得することができるだろうか。