生花を使ったヘアアレンジメントの講習会が11月30日、長崎市桜町の県勤労福祉会館であり、生花店主から手ほどきを受けながら、美容師約20人が色鮮やかな生花の髪飾りに挑戦した。
新型コロナウイルス感染症の影響で花きの需要が低迷する中、結婚式や成人式での新たな需要を創出しようと長崎花商協同組合と県美容業生活衛生同業組合が初めて開催。市内外の生花店主約10人が指導した。
講師の宮内孝之さん(53)=大阪府吹田市=は県内で生産された菊やカーネーションなど色とりどりの生花を使い、ボリュームのある洋風と和風のアレンジを披露。宮内さんは「花は生きもの。表情を見ながらバランスを」などとアドバイスした。
美容師は、数種類の花を選び、茎が折れないよう針金で補強する手法を学びながら思い思いの髪飾りを完成させた。西彼時津町の美容師、西山千春さん(43)は「自由な表現が楽しめた」と感想。長崎花商組合の石田渉理事長(52)は「花屋も美容師も手先を使い、美を表現するなど共通点がある。花というアイテムを通して異なる業界がコラボレーションし、新たなビジネスモデルを築きたい」と話した。
菊やカーネーション…生花の髪飾りに挑戦 美容師20人手法学ぶ
- Published
- 2020/12/02 23:44 (JST)
- Updated
- 2020/12/03 12:05 (JST)
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