【新型コロナ】横浜市で4人死亡、新たに215人感染 区別状況も発表

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は25日、市内に住む80代の男女3人と年齢不明の男性1人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女214人に死亡した年齢不明の男性を合わせた計215人の感染が新たに確認された。70~80代の男女3人が中等症、197人は軽症または無症状、15人の症状は不明という。130人の感染経路が分かっていない。

 亡くなった80代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した市内の有料老人ホームの入所者で、14日に陽性が判明。別の80代男性は感染した友人の濃厚接触者で、20日に療養期間が終わったものの、23日に路上で倒れて救急搬送され、同日、肺炎で死亡した。

 80代女性は23日に発熱などがあり、自宅で往診を受けるも急変。同日中に亡くなった後に陽性と分かった。年齢不明の男性は、死因となった外傷で救急搬送された際の検査で感染が判明した。

 新規感染者のうち、20代男子大学生は、4人の陽性者が出た市内の大学の運動部に所属。市はクラスターが発生したと認定した。

 市内のクラスター関連では、市立中学校で男子生徒1人、別の大学の運動部で20代男子学生1人、元気会横浜病院(同市緑区)で入院患者と職員の計2人の感染が新たに分かり、感染者数はそれぞれ計9人、計27人、計33人となった。

 感染経路不明者のうち、40代男性は市教育委員会の指導主事、20代男性は中区土木事務所の職員。濃厚接触者は、指導主事の同僚で2人、土木事務所職員の職場では調査中。勤務中はマスクの着用を徹底してたため、いずれも市民への影響はないという。

 市が24日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=715人▽神奈川区=557人▽西区=330人▽中区=673人▽南区=789人▽港南区=486人▽保土ケ谷区=440人▽旭区=445人▽磯子区=335人▽金沢区=349人▽港北区=843人▽緑区=300人▽青葉区=674人▽都筑区=395人▽戸塚区=491人▽栄区=122人▽泉区=211人▽瀬谷区=168人▽市外=419人

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