【新型コロナ】25日の神奈川、高齢者6人死亡 新規感染は466人

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で25日、6人の死亡と10歳未満~90代の男女466人の感染が新たに確認された。1日当たりの新規感染者数は24日の495人に次いで過去2番目に多く、2日連続で400人を上回った。466人のうち286人が感染経路不明という。

 死亡例が報告されたのは、横浜市で80代の男性2人と女性1人、年齢不明の男性1人の計4人、川崎市で80代女性、相模原市で90代男性。横浜市によると、80代男性のうち1人はクラスター(感染者集団)が発生した有料老人ホームの入所者。別の80代男性は20日に療養期間が終わり、23日に路上で倒れて救急搬送され、肺炎で死亡した。年齢不明の男性は、死因となった外傷で救急搬送された際に感染が判明した。

 新たなクラスターの発生も相次いだ。横浜市では、4人の陽性者が出た市内の大学の運動部で新たに男子学生の感染が判明した。横須賀市では市内飲食店を利用した50~70代の男女6人の感染が判明、感染者は経営者を含む計11人となった。客やスタッフの少なくとも4人が感染していた平塚市のカラオケバーでも30代男性オーナー(茅ケ崎市)ら5人の陽性が判明。大磯町では、同居家族5人が感染し計6人の家庭内クラスターとなった。

 川崎市では男女91人の感染が確認され、1日当たりの新規感染者数は過去最多となった。

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